日本ハム・レイエス 延長十一回サヨナラ弾「万波と、お互い『オレが決める』と話していた」新庄政権最多貯金16に
「日本ハム3-2西武」(11日、エスコンフィールド) 打球の行方を追いながら、ゆっくりと歩き出した。確信の一打がバックスクリーン左に達すると、ヘルメットを脱ぎ捨てて歓喜を表現。延長十一回、日本ハム・レイエスがサヨナラ19号。「あの打席の前に万波と、お互い『オレが決める』と話していた。本当に良かった」と白い歯を見せた。 狙い澄ました一撃だった。新庄監督やコーチ陣のアドバイスに、球団提供のデータを加えて分析。「自分の中でプランを作って、変化球を捨てて真っすぐを狙っていこうと決めていました」と納得の表情を見せた。 2試合連続9度目のサヨナラ勝ちで、貯金は新庄政権最多の「16」。新庄監督は取材対応せず、「選手たちには感謝してもしきれない。あとはみんなに聞いてあげて」とコメントした。 ヒーローインタビューではインタビュアーにせかされてホイットニー・ヒューストンの「I WILL ALWAYS LOVE YOU」の一節を披露。「パドレス時代にチームメートの手拍子で歌った。タティスJr.やスーパースターの前でね」と明かす。今後については「歌えれば歌いたい」。定番化するかもしれない。