【アスコットゴールドC】キプリオスが2年ぶりV「信じられない」オブライエン師は9勝目
<アスコットゴールドC>◇20日=アスコット(英国)◇G1◇芝3990メートル◇4歳上◇出走9頭 ロイヤルアスコット開催の3日目、伝統の欧州最強ステイヤー決定戦はアイルランドのキプリオス(牡6、A・オブライエン、父ガリレオ)が人気に応え、2年ぶり2度目の勝利を挙げた。鞍上はライアン・ムーアで勝ちタイムは4分18秒06。一昨年のアスコットゴールドC、グッドウッドカップ、愛セントレジャー、カドラン賞に続くG1・5勝目。管理するエイダン・オブライエン師はこのレース9勝目となった。 一昨年のカドラン賞を勝った後、球節の感染症で長期の戦線離脱があり、昨年9月の愛セントレジャー(2着)で復帰。英チャンピオンズロングディスタンスCも2着に敗れ、昨シーズンは輝きを失っていたが、今年は始動戦のヴィンテージクロップS(リステッド)、前走G3レヴモスSに続く3連勝。現役最強ステイヤーが完全復活を果たした。オブライエン師は「彼が復帰できるかどうかは万に一つの可能性でした。同じような状態で復帰することは不可能で、生きていけるか確信が持てませんでしたが、彼はトップレベルまで戻ってきました。信じられません」と喜びを爆発させた。