料理家・栗原はるみさんとめぐる「春の鎌倉」裏話
明るい海と、歴史を感じる山との間に、おいしいレストランやセンスのあるお店が集まる街、鎌倉。都内からなら電車で1時間と、アクセスの良さも魅力です。 「鎌倉に行こう!」思い立ったらすぐ行動、フットワークの軽い栗原はるみさんとめぐる鎌倉には、新しい発見がたくさんありました。
鎌倉を、もっと知りたい!
4月1日に発売予定の『栗原はるみ』第7号には、『鎌倉へ、小旅行』という旅特集があります。すべて栗原さんが実際に訪ね、食べて、見て歩いたお気に入りスポットを取材したもの。 企画のきっかけは、「鎌倉へ行こう!」という栗原さんの鶴の一声から始まりました。 筆者は鎌倉在住です。 仕事の合間のおしゃべりで地元の話をすると、いつも栗原さんはとても興味深そうに耳を傾けてくれました。 もちろん、栗原さんもこれまで仕事やプライベートで鎌倉には何度も足を運んだことがあったそう。でも、いつも誰かについて行くだけだったので、地理もよくわからないままで、残念な気持ちがあったとのこと。 「鎌倉は、最近もいろんなお店も増えていますから、とても楽しいですよ。ぜひ遊びに来てください。よかったら、わが家にもお立ち寄りください」 私がそう言うと、栗原さんはぱっと笑顔になりました。 「行きます! 鎌倉をもっと知りたいと前から思っていたの。あなたのおうちにも、ぜひ遊びに行かせてくださいね」 とはいえ、たくさんの仕事を抱えて、いつも忙しく動き回っている栗原さん。 遊びに行くとは言ってくれましたが、実際は、なかなか時間が取れないだろうな……と思っていると、期を置かず、編集長から連絡が。 「さっそく、一泊で遊びに行こうということになりました。この日は大丈夫ですか?」
江ノ電の小さな駅に、料理家・栗原はるみさんがやってきた
約束した日時に、栗原さんは編集長とクリエイティブディレクターとともに、鎌倉にやって来ました。 コンパクトなキャリーケースを持って、江ノ電の小さな駅に降り立つ栗原さん。旅慣れたその姿は、颯爽としていました。 鎌倉中をあちこち精力的に見て歩き、ファンの人たちとも気さくに話す姿も印象的でした。 夕方は、拙宅にも寄っていただき、白ワインで乾杯。 家族も、飼い犬も、栗原さんの来訪に大興奮です。わが家にとって、記念すべき日になりました。 この日栗原さんは、海沿いのホテルで一泊。 翌日も鎌倉でお気に入りをたくさん見つけて、大満足なご様子でした。 ……と、これが、昨年の初夏の出来ごとです。 この鎌倉一泊旅をきっかけに、「春の発売号では鎌倉特集を!」という企画が本格的に持ち上がり、その後も何度か栗原さんはロケハンのために鎌倉を訪れました。