強さと粘りを再び発揮したい明大。東海大は「それぞれが自己ベストを出す」
関東大学春季交流大会の最終節。6月16日(日)、熊谷にて14時30分にキックオフとなる明大×東海大は、お互いにとって同交流大会の5戦目(最終戦)だ。
明大は過去4戦に2勝1敗1引き分けの勝ち点12。東海大は2勝2敗、勝ち点9の成績だ。 春シーズンに積み上げてきたものを出す80分。ともに、ここまでに出た課題を修正して戦いたい。
明大は6月2日(日)に早大と戦い、スクラムで劣勢に回るなど、前に出る圧力を受けて26-36と力負けを喫した。 プライドを持つ領域で後手に回ってしまった。
翌週の帝京大戦でも課題は課題のまま残ったものの、粘り強く守り、BKが決定力を発揮して前半だけで3トライを奪った。 昨季大学王者相手に引き分けたのは、地力があるからだ。
2週続けてライバルに敗れていたら、いくら春とはいえ、その後の歩みに影響が出たかもしれなかった。 才能ある数人の選手たちがU20日本代表候補への選出でチームを離れていたとはいえ、早大戦の内容が内容だっただけに、ショックを早く払拭できたのはよかった。
CTB秋濱悠太副将やWTB萩井耀司らの好パフォーマンスが仲間を鼓舞した帝京大戦を終えて神鳥裕之監督は、早大戦から修正できた点について、「接点の強さと粘り強さ」として続けた。 そして前半のリードを守り切れなかったけれど、負けなかったことを評価し、勝ち越しを許さなかったラストシーンについて、「最後の最後、ゴール前のディフェンスでヘルドアップにさせてトライを取り切らせなかった粘り強さは秋に向けた収獲」と評価した。
東海大戦では、NO8木戸大士郎主将が欠場し、FL福田大晟がゲームキャプテンを務める。 U20代表候補合宿から戻ったSO伊藤龍之介がベンチに控えるのも頼もしい。世界と戦って広がった視野でチームを動かす。
明大に勝って春季交流大会を終えたい東海大も、スクラムに安定感に求めたい状況にある。 7-34と完敗した帝京大戦は、スクラムで押し込まれてBKを活かせなかった。結果、相手ディフェンスが前に出やすい状況も作ってしまった。