<ブギウギ>近藤芳正“山下”の決断に視聴者もショック 小雪“トミ”の写真を見上げる横顔も寂しく…
趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。2月28日放送の第104回では、スズ子(趣里)を支えてきたマネージャー・山下達夫(近藤芳正)が一つの決断を下すエピソードが描かれた。(以下、ネタバレがあります) 【写真】表情も暗く…喪服姿のスズ子(趣里) ■トミの葬儀で…いつもと違う山下 「ブギウギ」は昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品で、歌手・福来スズ子の波瀾(はらん)万丈の人生の物語。第22週「あ~しんど♪」では、スズ子の最愛の人・愛助(水上恒司)の母で村山興業社長のトミ(小雪)の死をはじめスズ子の周囲の人々に訪れるさまざまな変化が描かれている。 トミの葬儀出席のため愛子(小野美音)を連れて大阪を訪れたスズ子は、坂口(黒田有)や矢崎(三浦誠己)とも久々に再会。穏やかに会話する中で、トミがスズ子の歌や映画を楽しんでいたことも知った。一方で、同行した山下は言葉も少なく、トミの死がこたえている様子。葬儀後には、広間で一人トミの遺影を見上げる寂しげな山下の横顔がシルエットで映し出された。 ■「あれだけの才能、潰したらあきまへん」 その数日後、思いつめた表情で「スズさんに大事な話が」と山下が訪ねてきた。「マネージャーを辞めさせていただきたいんです」「心の糸が切れてしもたんです」という。「山下さんがおらんと困る!」とうろたえるスズ子を前にしても決心が揺らぐことはなく、「スズさんはこれからの人と仕事をするべきや」と諭したのだった。 愛助の紹介でやってきてからというもの、スズ子の芸能活動を支える縁の下の力持ちであり続けた山下。スズ子の才能をよく理解し、とことん信じ続けた。 スズ子に初めて芝居の話が来た時には「芝居の向き不向きは人を見たらわかる。あんた女優向きや」と背中を押し(第71回)、愛助と結婚する条件としてトミがスズ子に歌手引退を迫った時にはトミに「あれだけの才能、潰したらあきまへん」と土下座までして訴えるなど(第81回)、スズ子にとってなくてはならない存在。それが山下だった。 そんな山下の引退宣言に、視聴者からも「山下さん辞めちゃうの!?寂しすぎるよ!!」「ずっと支えてくれてたもんね…」「愛助の“じい”でもあった山下さんがいなくなって、愛助の思い出話ができる人もまた一人いなくなるのか…」など驚きとショックの声が続出。 山下役の近藤がトミの遺影の前で見せた憂いの表情にも「あの横顔見てしまったら…心の糸が切れた、というのもよくわかる説得力があった」「うつろな表情。心の糸が切れる音が聞こえた」といった声も。「あさイチ」恒例の朝ドラ受けでも、博多大吉が「残念ですね」と山下の引退を惜しんでいた。 2月29日(木)は第105回を放送する。山下が、新しいマネージャーとして一人の若者を連れてくる。