【ルヴァン杯】神戸はターンオーバーで富山戦へ 吉田監督「ギラギラしている選手を起用したい」
ヴィッセル神戸は選手層の差を見せつけて、YBCルヴァン杯プレーオフラウンド進出を狙う。 21日は翌日に控える1次ラウンド3回戦のJ3カターレ富山戦(富山)に向けて前日調整。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(47)は「中2日での試合で、ギラギラしている選手を起用したいと思っていた」と話し、同2回戦のFC今治戦と同様、リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨む考えを示した。 富山は同1回戦でJ2モンテディオ山形に勝利した後、2回戦ではJ2清水エスパルスをPK戦の末に撃破。J3でも連勝中で勢いに乗る。指揮官は「組織的な守備が一番の武器。そこからのカウンターも驚異」と警戒しながらも「チームプレーがまずは大事。やるべきことをやった中で競争を」と出番を与えられる選手の奮起に期待を寄せた。 出場すれば今季公式戦4試合目の出場となるDF岩波拓也(29)は、今後に向けてのアピールに意欲。「夏以降ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)も始まって、過密日程になっていく。その中で戦力の1人としてチームとして計算されるようなパフォーマンスを出し続けないといけない。出た試合で確実に結果を残すことしか僕にやれることはない。それに集中してやりたい」とこの試合に懸ける思いを口にした。MF飯野七聖(27)も「普段出ていない選手がどれだけアピールできるかが大事になる。僕の一番の武器はチームのために走ること。チームに還元できるようにどんどんいきたい」とチームプレーをしながらも持ち味を発揮する意識を強調した。 2回戦の今治戦では物足りなさもあった選手たちが、ここで違いを見せられるか。今後につなげるためにも、結果と個々のハイパフォーマンスが求められる。 この試合に勝ったチームは6月5日と9日にホームアンドアウェーで行われるプレーオフラウンドに進み、J3のAC長野パルセイロと北海道コンサドーレ札幌の勝者と対戦する。