やさしい日本語知って 県警、留学生向け研修会 「なん」は「いいえ」
●「避難」は「逃げる」 県警は19日、外国人が災害や事故に巻き込まれた際の安全確保を目的にした「やさしい日本語研修会」を初めて開いた。富山国際学院の留学生10人と県警通信指令課員ら30人が「避難する」を「逃げる」に、富山弁の「なん」を「いいえ」に言い換えるなど分かりやすい日本語で会話するこつを学んだ。 ネパール、スリランカ、バングラデシュ、中国の4カ国の留学生が参加し、富山国際学院の宮田妙子理事長が講師を務めた。 宮田理事長は「デマ」を「うその話」など簡単な言葉にしたり、文を短くしたりして、やさしい日本語を作る際のポイントを伝えた。留学生と県警職員は「禁煙」を「たばこを吸ってはいけません」、富山弁の「つかえん」を「大丈夫」に言い換えた。 県内の在留外国人は1月1日現在で2万人を超えている。