野間会(富津)が優勝 長狭剣友会50周年大会で43チームが竹刀交える 鴨川(千葉県)
長狭剣友会を構成する、嶺岡剣道スポーツ少年団と主基剣道スポーツ少年団の発足50周年の節目を記念した大会。毎年開催している錬成大会を記念大会に位置付け、参加を呼び掛けた。同市教育委員会や房日新聞社が後援した。 参加チームが並んだ開会式。三田会長は「剣道を通してたくさんの仲間と親睦を深め、技を競い合い、思い出に残る大会にしてください」などとあいさつ。続いて、長狭剣友会の髙橋煌莉選手が「われわれ選手一同は、日頃の練習の成果を十分に発揮し、正々堂々、戦い抜くことを誓います」と元気に選手宣誓した。 試合は5人制で、14ブロックに分かれた予選リーグと、各リーグの1位による決勝トーナメントで争った。 優勝した野間会は、全国の県代表744チームが出場した全国少年剣道大会でベスト8の強豪チーム。今大会でも予選からその実力を発揮した。決勝では、同全国大会で優勝した鬼高剣友会(市川)と接戦となり、2勝2敗1分けの本数勝ちで、頂点に立った。
長狭剣道の歴史は、1974年に佐生諭氏、高柳邦雄氏らが中心となり、嶺岡剣道スポーツ少年団を設立したことに始まる。翌年には佐藤栄司氏、荒井正芳氏、植松和幸氏らが主基剣道スポーツ少年団を発足し、両団体で地域の少年剣道のレベルアップなどを推進。99年に両団体に長狭中学校剣道部を加えた3団体で構成する長狭剣友会を設立、現在に至っている。 長年の活動の中で、日本武道協会の少年少女優良団体表彰をはじめ、県剣道連盟や県スポーツ少年団、全日本剣道連盟などから数々の表彰を受けている。
各賞は次のとおり。=敬称略 ▽最優秀賞=野間会(須藤渚、海保夢叶、宮崎大鷹、鈴木彪心、川野邉慧真) ▽優秀賞=鬼高剣友会 ▽優良賞=上の台剣友会(千葉)、都剣友会(同) ▽敢闘賞=片倉北辰館西木道場(横浜)、本郷道場(千葉)、一宮尚武会(一宮)、長狭剣友会