全体相場は波乱含みでも「逆行高」が期待できそうな3銘柄
アメリカ発の株安の波が日本にも波及。5日の日経平均は一時1000円近く値下がりした(写真:ブルームバーグ)
4月5日の東京株式市場は、前日の米国株市場でダウ平均株価が前日比530ドル安と続落したのを嫌気して、株価指数先物主導の売りが膨らみ、一時は日経平均株価が前日比で1000円近く下落する場面もあった。引けにかけやや下げ渋ったものの、終値は前日比781円安の3万8992円と大幅に反落した。 来週(8~12日)は、アメリカでの早期利下げ期待が後退していることに加えて、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格急上昇への警戒感から買いが手控えられ、軟調な推移となりそうだ。焦点は、現地時間の10日に発表となるアメリカの3月の消費者物価指数(CPI)だ。 予想を上回る強い内容となれば、一段と利下げ期待が後退することになり、米国株安→日本株安という連鎖を招く懸念もある。5日に急落したことで値ごろ感が出てきており、ある程度の買いは想定されるものの、限定的となりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万8400円~3万9300円とする。
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冨田 康夫