【大分】健康保険証廃止 反対を訴え
大分朝日放送
大分県内の医師や歯科医師らで構成する大分県保険医協会の11人が署名を呼び掛けたり、署名はがきを同封したポケッティッシュを配ったりして廃止への反対を呼び掛けました。 政府は、現行の健康保険証を廃止して12月2日からマイナンバーカードにその役割をもたせる「マイナ保険証」に一本化していく方針を打ち出しています。 最大1年間は従来の保険証も使える「移行期間」としてはいますが病院などではトラブルが相次いでいることから廃止を危惧する声が上がっています。 全国保険医団体連合会が2024年8月に行った調査では、マイナ保険証を読み取るカードリーダーの接続不良や名前・住所の間違いなどトラブルが「あった」と答えた大分県内の医療機関が約6割あったたほか、従来の健康保険証を「残すべき」という声が約8割に上っています。 (県保険医協会長 福井利法 小児科医) 「医療のDXについて反対しているわけではないけど、医療の入り口のところで問題が起こっている医療難民が出るのではないかと(恐れている)今の保険証を残してほしいと考えている」 集まった署名は11月中に国会に届ける予定です。