【バスケ】「ウォリアーズに愛着を持ってほしい」 B2から再出発の信州ブレイブウォリアーズ 生え抜き三ツ井利也が目指す新戦力との“カルチャー”再構築
「ホワイトリングで昇格決めたい」
試練の年を乗り越え、再出発を目指す信州と三ツ井。まず必要なのは、カルチャーの再構築であり、新加入選手が多くなるチームの中でそれを浸透させていくのは生え抜き選手の大きな役目となる。 「新加入も含めてマイケルさんのバスケはどういうものかっていうのをしっかり伝えなきゃいけないっていうのは僕の大きな仕事だと思います。もちろん僕がそれをプレーでできないと説得力も生まれないので、そこは引き続きやっていきたいです」 三ツ井は続ける。 「あとは、(新加入選手には)ウォリアーズの経緯(いきさつ)を知ってほしい。こういう経緯があってここまで来れたというのを知ってほしいし、それを含めて少しでも『ウォリアーズに対して愛着を持ってほしい』『長野県のために頑張ってほしい』というのは伝えていきたいと思います。どれだけそれを伝える場があるか分からないですけど、イベントの場などで少しでもウォリアーズの魅力などを伝えていければいいかなと思っています」 B2に戦いの舞台を移し、2度目のB1昇格を目指す信州ブレイブウォリアーズ。ビュフォードやウッドマン、渡邉飛勇ら期待のニューピースを獲得し、補強も着実に進めている。 「今シーズンのスタートはかなりSNSで皆さん厳しい言葉をかけられていて、至極真っ当なものもあれば、少しお門違いなものもあってどれも大事な意見だった。もちろんそれは昨シーズンの不甲斐なさも含めてだと思うので、まずはそのような部分を期待に変えられるように、『今季はやってくれるだろうな』とか『今シーズン楽しみだな』って思ってもらえるチームをプレシーズンや天皇杯に向けて作り上げたい。 よくマイケルさんがいう『日々成長』。シーズン中でも成長し続けて、シーズンが終わったときにファンの皆さんと一緒に笑って終われるようにしたいです。僕の夢としては、ホワイトリングで昇格を決めたいという気持ちはあるので、そこに向けてチームとして頑張っていくので、会場だけではなく、いろいろなところから応援していただきたいと思っています」 苦い経験を力に変え、覚悟を胸にチームに戻ってきた三ツ井利也。地元を愛する生え抜きスターとともに、信州ブレイブウォリアーズが歩み出す新たな1ページに期待が高まる。
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