ゴールへの高い意識 三好康児がバーミンガムを逆転勝利へ導いた
両チーム最多5本のシュート
17日にチャンピオンシップ(イングランド2部)第33節が行われ、バーミンガムとサンダーランドが対戦した。そして、この一戦で違いを見せつけたのが、2試合連続でスタメン入りを果たしたバーミンガムのMF三好康児だ。 [映像]ゴールへの高い意識を見せた三好が生んだ逆転ゴール ホームでの戦いながら22分にミスから先制点を許し、苦しい前半となったバーミンガム。しかし、後半に入ると意地を見せる。60分、タイラー・ロバーツと三好が立て続けにシュートを放つと、これらは相手の身体を張った守備に阻まれたが、最後はジョーダン・ジェイムズがしっかり押し込んだ。 さらに、同点に追いついたバーミンガムは、終盤に相手が見せた一瞬の隙も逃さなかった。80分、左サイドでファウルをもらったジュニーニョ・バクーナが素早いリスタートを見せ、ボールから視線を外していた相手守備陣の背後へスルーパス。ペナルティエリア内左へ侵入したジェイ・スタンフィールドが中央へ折り返したところ、相手に当たってボールがGKとDFのあいだにこぼれる。これに三好がいち早く反応し、ゴールネットを揺らした。 試合はこのまま2-1でバーミンガムが勝利。三好がチームを逆転勝利へ導いたのだ。なお、三好はこの試合の活躍により、今季のリーグ戦での成績は4ゴール4アシストとなっている。また、この一戦では両チーム最多となる5本のシュートを放つなど、ゴールへの高い意識も感じられた。 連勝を飾ったバーミンガムは18位から15位まで順位を上げ、降格圏である22位との勝ち点差も「6」まで広げている。
構成/ザ・ワールド編集部