縁起の良い日本のごはんを浅草で! 梅干しと羽釜ごはんの『梅と星』で名物「おともみくじ定食」を味わう
弁財天のごはんのお供は白いバター、たらこ、なめこのたまり炊の3種。定食にはすべて炊き立てごはんと豚汁、「浮浮卵」、梅干しが付いています。梅干しは店頭で販売している16種から好きなものを選べるので、購入したいものを先に試すのもいいですね。 さらに、梅干しやごはんのお供は単品でもオーダーできるので、気になるもの、どうしても食べてみたいものがあったら追加して食べてみてください。
ふわふわ、もっちり、ピカピカの羽釜ごはん
定食のごはんは羽釜で炊いたツヤツヤごはん。炊き立てならではの香りが漂っています。こちらのお米は北海道産ななつぼし、山形県産つや姫、和歌山県産熊野米の3種を合せたオリジナルのブレンド米。それぞれお米の形が違うので間に空気が入り、ふっくら炊き上がるのだそう。
定食はまさに、日本の食卓の正しい食事といった感じ。具だくさんの豚汁に、昔ながらの酸っぱい味が楽しめる「杉田梅」や3種のお供を白いごはんと一緒に頬張る幸せたるや。日本人に生まれてよかったと思う瞬間ですね。
白いバターは人気のお供の一つ。ごはんにのせてお醤油をたらして溶かしながら味わうのも絶品ですが、たらこバターにして食べるのもおすすめ。なめこのたまり炊は程よい塩味で歯ごたえがよく、おつまみにしても良さそう。
オリジナルのおかず「浮浮卵」は、「浮浮煮」という江戸時代に実在した卵料理を現代風にアレンジしたもの。味付けには江戸時代に愛されていた調味料「煎り酒」を使っています。この煎り酒は昆布、梅干し、鰹節をお酒で炊き上げて作ったオリジナルで、お店の料理の味の指針になっているのだとか。卵焼きのようなスクランブルエッグのような、ふわふわ食感の卵でやさしい味わいです。 梅干しを頬張れば、ごはん1膳もあっという間。ごはんはおかわりできるので、おなかに余裕があったらぜひもう一杯。さらに余裕があれば、お供を追加して味わってください。
日本のごはんのおいしさを再認識し、梅干しの奥深さも知ることができる『梅と星』。何より、“ごはんのお供”のごはんが進むこと! ほかにも煎り酒を使った「煎り酒生姜焼き定食」(1430円)や、鶏肉を梅酢に漬け込んだ「梅酢の唐揚げ定食」(1430円)、「本日の焼魚定食」(1430円)などもあり、まだ食べていないごはんのお供とともに試してみたくなります。おいしいごはんが食べたくなったら、そしてごはんのお供を見つけたくなったら、ぜひ足を運んでみてください。
●SHOP INFO 梅と星 住所:東京都台東区浅草2-2-4 営業時間:9:00~17:00(L.O.平日15:00、土日祝16:30) 定休日:月曜(祝日の場合翌日)
撮影◎編集部、取材・文◎Ayako