Snow Manラウール、“フルオープン”で臨む主演映画の撮影 スタッフ&キャストと積極的にコミュニケーション「本当にいい現場です!」
■威吹荒邦との共通点は“初心さ”「これは僕でしょ!」コミュニケーションの仕方にも親近感
――苦労した点はありましたか。 コメディーの要素のあるシーンで威吹の人柄を演じるのは絶妙な塩梅(あんばい)が必要というか、振り切りすぎてもよくないのかという感じで。威吹くんは積極的に面白いことをするというよりかは、天然なかわいい面白さが良いところなので、それが楽しいけど難しいところでもあり悩みながらも演じています。あとは…後半になってきてアクションが課題かなと思います。さわりだけですけど今日もありましたし、学校でも何回かやってみて、アクションの撮影とはっていうところが何かわかったので、すごくいい入り方だったなって思いました。あとは(土屋太鳳演じる)正親とのシーンがすごく良かったです。2人の掛け合いの感じが、ニコニコしちゃって、ほんわかしていてすごくすてきなんです。正親ってけむたがられてるけど、やっぱりどこかかわいくて魅力的なんですよね。 ――本日の撮影ではやられる(殴られる)側の方を何度も撮影していましたが、ご自身がやる(殴る側を演じる)のとやられる(殴られる側を演じる)のでは全然違うものですか。 そうですね、初日に(奥平大兼演じる)染島をいじめるヤンキーの子を倒すシーンがすごく気持ちよかったんです。やっと格好いいアクションから始められたと思っていたら、それ以降カッコつけられる顔ができるアクションシーンが全然なくて(笑)。ボコボコにされてばっかりなので、ここからどうなるかなと思って楽しみにしています。 ――現場では石川監督と結構お話されていますが監督とはどうですか。 監督とも結構コミュニケーションを取っています。本当に安心感があるんです。僕は結構心配性なタイプなので、落ち着かせてくれる人はすごくありがたいです。僕は過度に心配することがあるから、ああダメだったかもって思っても、カット後「大丈夫でしたよ」って言ってくださる感じが安心します。でも妥協はないから、ちょっと僕(の演技)がニュアンス違ったなとか、ちょっとカメラが違ったな、照明が違ったなってなると、絶対やり直す。その妥協のないところも安心できるのですごいね。 職人気質な感じで、それが技術スタッフさん達をはじめ、みんな石川監督だから頑張れるって言っている人も多いぐらい。すごくいい監督だなと思いました。 ――そして改めて威吹荒邦を演じてみて、自分との共通点や気付いたところはありますか。 結構あるかも!威吹くんって、あのビジュアルで初心(うぶ)なんです。これは僕でしょ!という感じはありました。クラスの席も端っこの後ろで、背が高いから後ろにされているっていうのもあったんですけど、いつもあの辺にいました。すごく見慣れた景色でしたし、僕も2回ぐらい転校しているので、転校生の気持ちがすごくわかるんです。 撮影2日目にクラスメイトに会う時、本当に転校生みたいな気持ちだったんで、その時の気持ちを思い出しました。あと僕は上手くいかない時も、しっかりコミュニケーションを取りたいというタイプなのですが、芯からぶつかっていく感じもやっぱり荒邦に近いなと思いました。 ――Snow Manのラウールってどんな人なんだろう。と周りのキャスト陣も思っていたと思うんですが、意外とあれ?みたいになってどんどん近づいていく感じが、原作や脚本に書いてあることと一緒だなと思いました。人見知りもされずにコミュニケーション取られてますよね。 そう言ってくれました。うれしかったです。 まさにそうで、僕も結構でかくて、こういうビジュアルですし、今までやってきた仕事のジャンルだけを見ると、最初は怖がられたりすることが多いんですけど、今回はもう最初からフルオープンでいきました。いつもメンバーといる時ぐらいのトーク力、僕の培ってきたコミュ力を一番発揮しています。そしたら荒邦がクラスメイトと近づいていく通りになって。本当にスタッフさん達も、すごくいいんですよ。カメラマンの佐藤さんとか、音声さんもすごく良い人です。本当にいい現場です! ――学校(のシーンが)終わって乗り越えて、今日また少しみんなのテンションも全然違いますね。すごいまとまりだなと思いました。 もう一回、最後の方は学校の撮影に戻りたいです。みんなで。もうひとシーンぐらい増やせないですか。今から(笑)。何回か大人数の日はあるのでそういう日も楽しみです。 ――もうあと(撮影)残り1ヶ月ですが、最後に意気込みをお願いします。 まだまだ大事なシーンが残っています。水族館やダンス大会も。アクションも楽しみなんですが、プライベートでなかなか水族館には行かれないので、大きな水槽でお魚さん見るのも(笑)!あとは遠藤憲一さんとのシーンですね。“尽宮対威吹”は親子共々面白い関係性なので、そこが上手くいったらいいなって思っています。