ベントレーから贅の極みを尽くした「マリナー」3車種が登場! PHEVシステム新採用で走りもさらなる高みへ
コーチビルダー集団「マリナー」が手がけるビスポークモデル
”超”高級車であるベントレー・コンチネンタルやフライングスパー。それらを、車体カラーからレザーやステッチの組み合わせ、特別装備に至るまで思うがままにカスタマイズできるとしたら……と考えてみてほしい。きっとこれ以上ない夢のクルマが手に入るはずだ。 【画像】フェラーリやランボやアストンがさらに特別なモデルになるスーパースポーツメーカーの特殊部隊 そんな贅沢を可能にするのが、「マリナー」の名を冠する特別なグレード。その名は、16世紀に創立された英国のコーチビルダーに由来する。コーチビルダーとは、もともと馬車の車体の製造、架装を行う業者のこと。20世紀に入ると自動車産業に活躍の場を移し、現在では自動車メーカーの社内ブランドとして生きながらえていることも多い。マリナーはその例のひとつで、馬車製造業者として創業し、現在ではベントレーのビスポーク部門となり、彼らが手がけたモデルにはその名が冠されているのだ。 今回紹介するマリナーモデルのベースとなるのは、先ごろモデルチェンジを果たしたフライングスパー、コンチネンタルGT、そしてそのコンバーチブルモデルのコンチネンタルGTCの3車種で、そのなかでももっともパフォーマンスを重視した「スピード」モデルだ。 3車種ともにパワートレインは「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」と呼ばれるPHEVユニットで、4リッターV8ツインターボエンジンと電気モーターのタッグは780馬力/1000Nmというスーパーカー顔負けの出力を発揮する。大出力と経済性を両立し、EVモードも備えるこのパワーユニットがマリナーに搭載されるのは初となる。 マリナーだけの特徴としては、多くのオプションやドレスアップアイテムが追加されるほか、クラフトマンシップの活きる独自の意匠、各種装備の充実といった点が挙げられる。
「マリナー」だけの特別装備多数でカラーリングは無限大
エクステリアでは、フローティングダイヤモンドのラジエーターグリルが印象的な顔立ちがまず目につく。フロントフェンダーにはマリナー専用のバッジがあしらわれ、足もとには専用デザインの22インチアルミホイールが奢られる。このホイールの中心には、セルフレベル調整機能がついたベントレーのエンブレムが輝く。つまり、ホイールが回転しようとエンブレムは常に正立しつづけるのだ。 また、ロアグリルやミラーキャップを中心として随所にクロームパーツがあしらわれるが、これらはグロスブラックへの変更も可能となっている。こうした細部のオーダーが可能な点は、ビスポークモデルであるマリナーならでは。 インテリアでは、イルミネーション付きアウタートレッドプレートとディープパイルオーバーマットがキャビンへと乗員を迎える。そのキャビンでは、マリナーが厳選した3色を組み合わせたオーダーメイドの内装デザインを楽しむことができ、アクセントカラーのパイピングや、手縫いのシートに施された専用意匠の刺繍など、特別感あふれる空間に仕上がっている。 ビスポークモデルらしく、カラーバリエーションも豊富だ。外装色は過去ベントレーで用いられていたカラーも含む全101色から選択することができ、専用のペイントマッチングも用意される。 内装色は、15種類のメインのレザーカラー、11種類の副色、6種類のアクセントカラーから自由にカスタマイズできる。外装色との組み合わせも含めればその選択肢はまさに無限大。世界に1台の自分だけのマリナーを作ることができるだろう。
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