【広島】大瀬良大地、2年ぶり月間MVP「誇っていいんじゃないか」6月はノーノー達成&防御率0・00
セ、パ両リーグは9日、6月度「大樹生命月間MVP賞」を発表した。セ投手部門は広島・大瀬良大地投手が、2年ぶり3度目の受賞。6月7日の本拠ロッテ戦で史上90人目(102度目)の無安打無得点試合を達成するなど、6月は4戦2勝、防御率0・00の好成績を残した。 「いい成績を残した投手がたくさんいる中で選んでいただいて大変、光栄に思っています。点を取られなかったという数字は、投手として誇っていいんじゃないかなと思います」 今季ここまで13戦で4勝1敗、リーグトップの防御率0・94と、いまだ0点台をキープ。昨季は自己ワースト11敗(6敗)と苦しんだが、33歳シーズンで復活を遂げた。 「本当に苦しいときも多くありましたけど、どんなときでもしっかりと前を見て、良くなっていく自分を想像しながらやっていました。これから先も数多く受賞できるように精進したい」 チームでは5月度の床田、小園に続く連続受賞となった。6月は九里も3戦3勝、防御率0・39の好成績だった。 「(九里)亜蓮もいい成績で、2人で『どうかな?』みたいな話をしていた。(森下)暢仁もすごくいいピッチングをしている。カープのピッチャー陣で独占できるようにみんなで切磋琢磨して頑張っていけたら」 チームは7月に入って状態を落として2位・巨人に0ゲーム差に迫られながら、首位にいる。 「夏場になると順位もチラホラ目に入ったりする。そういったところで、これまでと変わらないマインドで投げていきたいと思う。個人的に夏場に勝てなかったり、いい投球ができないという部分がある。そこをなんとか打破して最後までチームに貢献できるように頑張りたい」 シーズン残り67試合。6年ぶりのリーグ優勝に向け、背番号14が投手陣をけん引していく。
報知新聞社