池江璃花子、3度目の五輪へ「どこまで自分が強くなれるかは楽しみ」100Mバタフライで「リオを超える」
競泳女子のパリ五輪代表が29日、都内で取材に応じ、女子100メートルバタフライで2大会ぶりとなる個人種目での五輪切符を手にした池江璃花子(横浜ゴム)は「思ったほど実感が沸いていない。今のところ、ワクワクしてる気持ちはすごく大きい」と心境を語った。 池江は昨年、競泳日本代表がパリ五輪の直前合宿を行うフランス・アミアンを訪問。「正直、戻ってこられる自信がなくて、『アミアンに戻ってこれるのかな』という気持ちがすごくあった」というが、「プールやホテルの宿舎に対して、『絶対、来年また戻ってくるね』っていう強い気持ちを残して帰っていったので、実現できたのは素直に心からうれしい」と有言実行できたことに安堵(あんど)した。 前回、個人種目に出場した16年リオ五輪は、高校1年生。100メートルバタフライは決勝まで進出し、56秒86と当時の日本記録を出して6位に入っている。パリ五輪では「リオのときの決勝のタイムを超える」と目標を掲げ、「そこまでまだメダルってレベルではないけど、(選考会までの)数か月間で自分がここまで成長できたのはすごく大きなこと。(次は五輪までの残り)3~4か月でどこまで自分が強くなれるかは楽しみ。五輪に向けてみんな(状態を)上げてくると思うので、もちろん自分もあげていかなきゃいけない」と言葉に力を込めた。
報知新聞社