石破首相、大連立は「選択肢としてあるだろう」…「何のためにがないと大政翼賛会になってしまう」
石破首相は1日放送の文化放送のラジオ番組で、主要野党と連立政権を組む「大連立」に関し、「選択肢としてあるだろう」と述べた。同時に、「何のためにというのがない大連立は『大政翼賛会』になってしまう」とも述べ、慎重な姿勢を示した。
収録は昨年12月24日に行われた。首相は立憲民主党の野田代表や日本維新の会の前原誠司共同代表について「中道政治を目指すという意味では相通ずるものがある」との認識を示す一方、「個人的な信頼関係が何ものにも優先するわけではない」とも語った。
首相は同29日のTBS番組では、野党との連立について「視野に入れていくということではない」と述べていた。
公明党の斉藤代表は1日のニッポン放送のラジオ番組で、与野党一騎打ちとなる衆院選の仕組みを挙げ、「小選挙区制だとなかなか(与野党協調の)大連立という方向にならない」と否定的な考えを示した。