日本版バロンドールは誰? 23/24、日本人活躍度ランキング4位。「灰の中から蘇生」完璧な復活を果たした攻撃の核
2024年のバロンドール受賞者が、28日に発表される。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2023/24シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回、フットボールチャンネルではクラブとサッカー日本代表での成績をもとに独自のランキングを作成した。トップ10を順位ごとに紹介する。※スタッツは『transfermarkt』を参照。
4位:南野拓実 生年月日:1995年1月16日(29歳) 所属クラブ:モナコ 23/24リーグ戦成績:30試合9得点6アシスト サッカー日本代表の南野拓実は、2023/24シーズンのリーグアンで2位になったモナコの主力として活躍した。 南野は2022年夏にリバプールからモナコに加入したが、リーグアン1年目は18試合出場で1得点4アシストと振るわなかった。『transfermarkt』の市場価値は、加入時の1200万ユーロ(約19.2億円)から1年で600万ユーロ(約9.6億円)まで下落した。 しかし、2023年夏にザルツブルク時代の師であるアドルフ・ヒュッター監督がモナコの指揮官に就任すると、南野は輝きを取り戻す。リーグアン第2節のストラスブール戦で2得点1アシストを記録し、シーズン序盤から勢いに乗った。 この試合についてフランスメディア『フィガロ』は、「南野拓実はヒュッターの監督就任で変貌を遂げた。灰の中から蘇生した」と称賛。その後もシーズンを通して活躍し、リーグ戦で9得点6アシストという結果を残した。この数字だけでも立派だが、ピッチ中央に下がって味方のパスを引き出し、チーム全体の攻撃を活性化させ、モナコの攻撃をけん引していた。 また、サッカー日本代表としても存在感を示した。2024年1月に開幕したAFCアジアカップ2023では、初戦のベトナム代表戦で2得点1アシストを挙げ、日本代表の白星スタートに貢献した。 シーズンを通して活躍した南野は、今年6月に市場価値が2000万ユーロ(約32億円)に上昇し、自身最高額を更新している。
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