「メタンハイドレート」は今どうなってるの?
■安定生産、コストに課題、商業化は遠く先 今後はそれらの課題を克服する新たな技術開発を進め、再び海洋での中長期的なガス生産実験に挑みます。ただし、その時期は「今から2年後の平成28(2016)年度以降になる」と、プロジェクトリーダーの増田昌敬・東京大学大学院准教授は19日、名古屋市内で開かれた勉強会で見通しを述べました。商業化はさらに6-7年後という先の目標になります。 原発の再稼働も探られている日本。福島事故の教訓からも、新たなエネルギーの安全、安定的な確保はまさに悲願です。その道のりは簡単ではありませんが、粘り強く取り組み続けていくしかないのでしょう。 (ジャーナリスト・関口威人)