Astrotec、解像感と音の歪み制御が向上したダイナミックイヤホン「Lyra Clover」
IC-CONNECTは、同社取り扱いブランドAstrotecから、インナーイヤー型イヤホン “Lyraシリーズ” の最新モデル「Lyra Clover」、および限定モデル「Lyra Clover Limited」を9月6日に発売する。価格はオープンだが、実売予想価格は以下の通り。なお、限定モデルは受注販売のみとなる。 【画像】受注生産でリミテッドモデルも同時発売 ・「Lyra Clover」:32,980円前後(税込) ・「Lyra Clover Limited」:99,800円前後(税込) Lyra Cloverは「ニアフィールドスピーカーのようなナチュラルサウンド」というシリーズの開発コンセプトはそのままに、ドライバーユニットをさらに進化させたモデル。解像度の向上を図ったほか、音の歪みを制御することで、トータルにサウンドの強化を行ったとする。 また、筐体のフロント部分を従来のゴム素材ではなく、チタン合金を採用して再設計。これによってゴム素材特有の経年劣化を排除し、耐久性を向上させた。さらに筐体すべてに金属素材を用いることで、共振制御も向上。まとまりのある安定したサウンドに仕上げたとする。 付属ケーブルは4芯編み込み仕様で、1芯当たり30本の高純度OFC銀メッキ線を採用している。再生周波数帯域は5Hz - 40kHz、インピーダンスは32Ω、感度は110dB/mW。 Lyra Clover Limitedは、Lyra Cloverの限定仕様として、高出力アンプの利用を前提として開発された150Ωのハイインピーダンスを備えるモデル。通常モデルと比較してサウンドにもさらに磨きがかかり、音の輪郭に加えて空間表現、音量を絞った際の空気感などをよりリアルで鮮明に再生するという。 付属ケーブルは4芯丸四つ編みの特別仕様になっており、1芯当たり140本の超高純度OFC銀メッキ線を採用している。再生周波数帯域は5Hz - 40kHz、インピーダンスは150Ω、感度は108dB/mW。 2モデルに共通する音質技術として、ドライバーは15mm口径のダイナミック型を搭載。音響フィルター孔に十字形状を採用し、本体の中心部に反射板のような機構を設けた独自の「環状音腔構造」と組み合わせることで、高解像感と音の空気感を両立したとする。 筐体は背面に高密度の銅球を圧鋳することで、迷宮構造のフィルターを一体化して成形。この「マイクロ多孔質フィルター」の内部に形成された無数の不規則な微細孔が、不要なノイズを効果的にカットし、筐体の共振による音色の変色を防止することで原音に忠実なサウンドを実現するという。 デザインは四葉のクローバーをモチーフに、「クラシックかつエレガントに仕上げた」とアピール。多孔質フィルター周りの筐体はギョーシェ模様を施したほか、カラーはシャンパンゴールドを採用している。 プラグは通常モデルが3.5mm、限定モデルが交換式4.4mmバランス/3.5mmを備えるほか、コネクタは2PIN 0.78mmで共通となる。ほか本体には、レザーケース/シリコンイヤーフック/メッシュイヤホン保護ポーチ/イヤーパッド/掃除用ブラシが付属する。
編集部:松原ひな子