世界のロボット出荷、24年は約4700万台に達する見込み 掃除ロボットを中心に普及拡大
世界人口の高齢化と人工知能（AI）の普及が加速するのに伴い、ロボット需要が伸びている。中国の調査会社Sigmaintellによると、2024年のロボットの世界出荷台数は約4700万台に達し、今後5年間は20％以上の複合成長率を維持する見通しだという。 世界のロボット市場は、用途別に産業用ロボット、消費者向けロボット、特殊ロボットに分類される。現在のところ、消費者向けロボットが市場をリードしており、23年の出荷台数は全体の約81％を占めた。産業用ロボットの割合は約17％だった。消費者向けロボットの出荷台数のうち、掃除ロボットが約70％と大半を占めた。 消費者向けロボットのトップは掃除ロボット「ルンバ」を手がける米iRobot（アイロボット）で、2位は科沃斯（ECOVACS、エコバックス）、3位は石頭科技（Roborock、ロボロック）と中国企業が名を連ねている。 （36Kr Japan編集部）
