医療的ケア児の専用部屋新設 災害時利用も 氷見市の福祉施設
KNB北日本放送
日常的に人工呼吸器やたんの吸引などの医療を必要とする子ども、「医療的ケア児」が災害時にも避難できるよう氷見市の障害者福祉施設が専用の部屋を新たに設けました。 市内で初めて設置されたのは、医療的ケア児を受け入れる専用の部屋です。 栄養注入ポンプやたんを吸引する機器、体幹が弱くても姿勢を維持できるイスのほかソーラーパネルと蓄電池も備えていて災害時には、福祉避難所になります。 市によると、医療的ケア児は全国でおよそ2万人と増加傾向にあり、市内には16人が暮らしています。 能登半島地震の際、市内に緊急時の受け入れ先がなく、小学校や老人ホーム、他の市などに避難せざるを得なかったことから看護師を確保している施設の空き部屋を改修しました。 この施設では、2人から4人の医療的ケア児を受け入れることができ、災害時には市の指示で避難してもらうということです。