「冗談だろ?」カブス鈴木誠也の“トレード要員”報道に地元記者が不満あらわ「打撃力が必要なチームで最高のバットなのに?」「関係を台無しにするのか」
MLBシカゴ・カブスの鈴木誠也が今オフのトレード要員候補に含まれていると、ニューヨークの地元紙『New York Post』のジョエル・シャーマン記者が現地12月5日に報じた。にわかに浮上した日本人スラッガーの噂にシカゴメディアが不満を表した。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! MLB3年目の鈴木は今季、守備の不安から8月中旬には右翼手から指名打者となったものの、打率.283、21本塁打、73打点、長打率.482、OPS.848とエリート級の打棒でチームをけん引した。 シャーマン記者が球団関係者から得た情報によると、カブスは今オフのトレード要員として、かねてから話題となっていた外野手/一塁手のコディ・ベリンジャーとともに鈴木の名前を挙げており、どちらかを手放すことで浮いたサラリーを他ポジションの補強に使うことを「決意した」という。 ベリンジャーは今オフにプレイヤーオプション(PO)を行使し、来季の年俸は2750万ドル(約41億円)、2026年もPOで2500万ドル(約38億円)と高額な契約を結んでいる。鈴木の契約は残り2年3600万ドル(約54億円)で全球団に対するトレード拒否権も含まれているため、トレードには鈴木の了承が必要だ。 この報道を受けて、シカゴの地元メディア『Bleacher Nation』のブレット・テイラー記者は、ベリンジャーのトレードについては「好きではないが、理解はできる」とした一方で、鈴木のトレードについては以下のように“猛反対”した。 「カブスはサラリーを節約するためだけにスズキ(ちなみに契約は非常に少額)を移籍させるのか?打撃力が必要なチームで最高のバットなのに?他の日本人スター選手を獲得し続けるためのパイプを作ろうとしている中で交渉の武器となる日本人スターなのに?冗談だろ?」 「私は、この情報が完全に間違っていると思うことにしている。また、スズキには完全なトレード拒否条項があるため、本人の許可なしにトレードされることはない。だから、カブスが得られる見返りはすでに限られている。それなのに、スズキに(トレードして良いか)尋ねて関係を台無しにするのか?全てがバカバカしい。これは、カブスが現時点で検討していることではありえないし、そうあるべきでもない」 成績を考慮すると、比較的お買い得な選手と言われている鈴木。他球団からの関心も強いことが予想されるだけに、カブスの思惑次第では移籍もあり得るが、残留を望む声はあるようだ。 構成●THE DIGEST編集部
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