男子に続き女子も日本勢がSPトップ3独占!! 坂本花織が今季ベスト78.93点で首位発進。2位は千葉百音71.79点、3位は青木祐奈69.78点【フィギュアNHK杯】
日本フィギュアが強さを見せつけている。 11月8日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯が東京・代々木競技場第一体育館で行なわれ、女子ショートは世界選手権3連覇中の坂本花織が大トリで登場。貫録ある演技で今季シーズンベストとなる78.93点を挙げ、首位スタートを切った。しかも2位には千葉百音(71.69点)、青木祐奈が3位(69.78点)で日本がトップ3を独占。男子ショートでも日本勢が1~3位までを独り占めする結果になっており、ショート終了時点とはいえ日本が男女シングル異例のトップ3で折り返した。 【画像】フィギュアスケート24-25シーズン開幕前にトップ選手たちがドレスアップで華やかに登場! GP初戦のカナダ大会で優勝を飾り、ファイナル含め同シリーズ4連勝中の坂本が盤石の演技を披露した。高さと幅のあるダブルアクセルを華麗に着氷すると、続く3回転ルッツ、得点源となる後半の3回転フリップ+3回転トウループも難なく降りた。 そのうえ、表現面でも情熱の赤い衣装を身にまといながらタンゴの曲調を優雅に踏み、速報値でのスピン、ステップは最高評価のレベル4を獲得。前回大会からより進化した女王の姿に会場はスタンディングオベーションで拍手喝采。演技後は安堵した表情を見せた。 得点が発表されると、少し驚いたリアクションでスコアを確認した坂本。だがすぐに、明日のフリーに向けて気を引き締めるような表情を見せた。 日本のみならず今や世界の女子シングルをけん引する無敵の世界女王が2季連続のGPファイナル進出、そして3年ぶりのNHK杯制覇に向け好発進した。 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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