【中日】3連敗で借金今季ワースト7 8安打放ちながら1得点、2得点以下の連続試合「10」に
<中日1-5DeNA>◇29日◇バンテリンドーム 中日は3連敗で借金が7に膨らみ、今季ワーストを更新した。8安打を放ちながらも1得点で2得点以下の連続試合は「10」に伸びた。1956年に記録した球団ワースト11試合連続以来となった得点力不足は深刻だ。「チームは今、こういう状況で踏ん張りどころ。明日ひとつ、全員で取れるようにやっていきたい」。立浪和義監督(54)は必死に前を向いた。 【写真】牧に2ランを打たれた大野(中央) 4月以来の復帰登板だった大野は牧に2打席連続アーチを許し、5回、桑原に決定的な2ランを浴びた。打線は苦手の東の前に初回、4番カリステの適時打で1点を返したが、2回以降はチャンスを生かすことができなかった。「さすがにホームラン3発は今のうちの打線でキツイというのはある。来週は5試合なので、次の登板はちょっと考えて決めたい」。指揮官も左腕の被弾を悔やんだ。 リーグ戦再開後の直近8試合で9得点は深刻だが、得点欠乏症は長期に及んでいる。交流戦以降の26試合で3得点以上は6試合。それも最高は4点が3度あるだけで、5得点は5月26日のヤクルト戦までさかのぼる。なんとかギリギリの戦いを位続けてきたが、首位広島に最大8ゲーム差と広まった。正真正銘の踏ん張りどころを迎えた。 ▽中日大野(4月20日以来の先発も3発被弾で2敗目)「ホームランを3本も打たれてしまい、チームの士気を下げる投球になってしまいました。申し訳ないです」