新曲「Memories」も初披露『Little Glee Monster 10th Anniversary Live』オフィシャルレポート
Day1:CELEBRATE
Little Glee Monsterがデビュー10周年を記念した単独ライブ『Little Glee Monster 10th Anniversary Live』を10月19日、20日に東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザメインアリーナにて開催。2日間で異なるサブタイトルが付けられた本公演のうち、初日公演は〈Day1:CELEBRATE〉と題して実施され、会場に集まった大勢のガオラー(リトグリファン)を熱狂させた。 【全ての画像】『Little Glee Monster 10th Anniversary Live』ライブ写真(全24枚) 会場が暗転すると同時に、ステージ後方の高台からメンバー6人が登場。DAY1公演はインディーズ時代の人気曲「HARMONY」から華々しくスタートした。白基調にゴールドをあしらった衣装を来たメンバーは、オープニングから伸びやかな歌声を響かせる。続く「好きだ。」ではかれんの「10周年、盛り上がっていきましょう!」を合図に、会場の熱気が急上昇。さらにメジャーデビュー曲「放課後ハイファイブ」ではスクリーンに活動初期から現在までの映像も映し出され、ステージ上のメンバーがいかに変化・成長を遂げたかを実感させる。また、曲後半ではメンバーがサインボールを客席に投げ込むサプライズも用意され、圧倒的なボーカルパフォーマンスとあわせて観る者を楽しませてくれた。 最初のMCではアサヒが「私たちが10周年おめでとうというのもありますけど、皆さんもおめでとうなので、一緒に『おめでとう』『ありがとう』って言いませんか?」と告げ、会場にいるみんなで「おめでとう!」「ありがとう!」と言い合う一幕も。続けて「今日はリトグリを愛してくれるみんなと、特別な1日にしたいと思います。一緒に“CELEBRATE”してくれますか?」と語りかけてから、この日の大きな見どころのひとつである〈CELEBRATE〉スペシャルメドレーコーナーに突入。「I Feel The Light」を筆頭に「Catch me if you can」や「Get down」「Rolling Rolling Rolling」など、ソウルフルかつダンサブルな楽曲が矢継ぎ早に披露される。メンバーは軽やかなダンスを交えながら、絶品のハーモニーで名曲たちを表現。それぞれの見せ場も随所に用意され、一瞬たりとも目が離せないこの日限りのスペシャルメドレーを楽しむことができた。 ミカが「歌いたい曲がたくさんありすぎて、メドレーにしちゃいました。明日はまったく違うメドレーをお届けします!」と話すと、客席から歓声が湧き起こる。そんな多幸感いっぱいの空気から、「Your Name」で会場の雰囲気は一変。続く「SPIN」とともに、シリアスなトーンで大人びた世界観を演出する。また、「WONDER LOVER」では息の合ったダンスでクールさ全開のステージを展開。6人はメインステージとアリーナ中央に設置されたサブステージを行き来しながら、満員のオーディエンスに向けてアピールを続ける。特に「ECHO」ではスタジアムロック級のハードサウンドを背に、メンバーそれぞれがフルスロットルの歌声で観客を圧倒。その後も「UP TO ME!」や「だから、ひとりじゃない」と「OVER」のメドレーと、新旧のヒット曲を連発して、会場のガオラーたちを魅了した。 ライブ中盤のMCでは、MAYUを中心にこれまで話したことのない裏話を明かしていく。その中では、新メンバーの妹チームとオリジナルメンバーからなる姉チームとの距離が縮まった瞬間についても暴露された。そんな和やかなトークを経て、ライブは「Jupiter」で再開。6声による美しいハーモニーが織りなす唯一無二の歌世界を前に、オーディエンスは静かに耳を傾ける。以降も「いつかこの涙が」「足跡」とスローナンバーが立て続けに披露され、会場を優しい空気で包み込む。特に「足跡」では過去10年分の思い出の写真や映像がスクリーンに映され、エモーショナルさに拍車をかけることに。その後、メンバーがステージを離れると、バンドメンバー紹介を兼ねたセッションがスタート。グルーヴィーな演奏で観客を楽しませると、衣装替えたかれん、MAYU、アサヒが「NO!NO!!NO!!!」を歌唱する。10年にわたりグループを牽引し続けた3人によるパワフルなボーカルに会場が沸くと、続く「Go My Way!」ではミカ、結海、miyouが姉チームに負けず劣らずのボーカルワークで観客を惹きつけた。そして、6人が再び揃ったところで「JOY」のイントロが鳴ると、客席からどよめきの声が湧き起こる。さらに「SING」「CLOSE TO YOU」と久しぶりに披露されるレア曲や初めて現在の6人で歌う楽曲が次々に繰り出され、ガオラーたちは盛大なクラップと歓喜の声援で応えた。 その後のMCでは、miyouを中心にトークを展開。新たに制作された妹チーム3人のモンスターキャラクターにその場で命名することに。じっくり考えた末、miyouは「キャレル」、ミカは「みきゃーん。」、結海は「ザリクマ」とそれぞれ個性的な名前を付けてみせた。そんな微笑ましいトークを経て、ライブは「Join Us!」にて後半戦に突入。会場の一体感が再び増していく中、曲のクライマックスではフロアに向けて銀テープも発射され、盛り上がりに拍車をかける。そして、結海の「声が足りないな、まだいけますか?」という煽りを受けて「SAY!!!」では会場中にタオルが高く掲げられ、「世界はあなたに笑いかけている」ではメンバーがフロアに降りて通路を練り歩くなどして、盛り上がりはピークに到達する。 結海が「次の曲はこの大切な10周年に向けて、私たちも作詞に関わりました。(この日のために)みんなにも(曲を)覚えてきてもらいました。みんなと一緒に大切な思い出を作りたいと思います」と口にすると、このライブのために制作された新曲「Memories」をライブ初パフォーマンス。この曲のみ写真・動画撮影OKということで、大勢のファンがスマホ片手に歌いながらライブを楽しんだ。そして客席から盛大なクラップを浴びながら、この日の公演のサブタイトルにもなった「CELEBRATE」で会場は祝福モードに包み込まれ、ライブ本編はエンディングを迎えた。 アンコールではかれんが「よくガオラーの皆さんが私たちに『リトグリでいてくれてありがとう、リトグリを残す選択をしてくれてありがとう』と言ってくれるんですが、みんながいなかったらこんなに幸せで、こんなに素敵な10周年を迎えられなかったと思います」と、涙ながらに感謝の言葉を伝える。続けて「みんながいる限り私たちは歌い続けていきます」と告げ、ライブ初披露となるNHKドラマ10『宙わたる教室』の主題歌「Break out of your bubble」を、心を込めて歌い上げた。 初日のラストナンバーに選ばれたのは「Million Miles」。6人に堂々とした歌声からは、10周年という大きな節目を迎え、ここからまた新たな道を進んでいこうとする強い意志が感じられたはずだ。すべての楽曲披露を終えると、メンバーが会場中に向けてそれぞれ感謝の思いを届け、最後にかれんが「こんなにたくさんの人たちが一緒に10周年をお祝いしてくれて、リトグリは本当に幸せです!」と号泣するハプニングも。こうして約3時間にわたる10周年ライブ初日公演は幕を下ろした。 【セットリスト】 〈Day1:CELEBRATE〉10月19日(土) 01. HARMONY 02. 好きだ。 03. 放課後ハイファイブ 04.〈CELEBRATE〉スペシャルメドレー (I Feel The Light / ハピネス / Catch me if you can / Get down / Rolling Rolling Rolling / 私らしく生きてみたい / Hurry Up! / I Feel The Light) 05. Your Name 06. SPIN 07. WONDER LOVER 08. ECHO 09. UP TO ME! 10. だから、ひとりじゃない ~ OVER 11. Jupiter 12. いつかこの涙が 13. 足跡 14. NO! NO!! NO!!! 15. Go My Way! 16. JOY 17. SING 18. CLOSE TO YOU 19. Join Us! 20. SAY!!! 21. 世界はあなたに笑いかけている 22. Memories(新曲) 23. CELEBRATE ■アンコール EN1. Break out of your bubble(新曲) EN2. Million Miles