「リボ払い」と「分割払い」どちらも同じくらいの金利です。どちらが有利でしょうか?
クレジットカードの支払方法を一括払いに指定したものの、いざ支払日が近くなったら「請求金額の支払いが難しい」という状況に直面することもあるのではないでしょうか。そのようなときは、支払方法をリボ払いや分割払いへ変更することが可能です。 また、あらかじめ一括払いが難しいと理解しているなら、最初からリボ払いや分割払いを指定して、クレジットカードを利用してみてもよいでしょう。 本記事では、リボ払いと分割払いの特徴をはじめ、利用するメリット・デメリットを解説します。金利設定が同じくらいなら、どちらの利用が有利なのか理解するためにも、ぜひチェックしてみてください。
リボ払いと分割払いの違いとは?
リボ払いも分割払いも、一つの請求を複数回に分けて支払う方法には変わりありません。まずは、リボ払いと分割払いのそれぞれの特徴を解説しますので、違いを正しく把握しておきましょう。 ■リボ払いの特徴 リボ払いとは、リボルビング払いを略した言葉です。利用金額がどのくらいなのかは関係なく、毎月のクレジットカードの支払金額を一定額に固定してリボ払い手数料とともに支払う仕組みです。支払金額をあらかじめ自分で設定する、または残高によって変動しますが、毎月の残高に対してリボ払い手数料が発生します。 リボ払い手数料は、クレジットカードによって異なるものの一般的に実質年率15.0%程度です。これからリボ払いを利用する人は、必ず手数料率がどのくらいなのかをチェックしてください。手数料率が高いほど、支払う手数料も多くなるからです。 また、リボ払いには「定額方式」「残高スライド方式」の2種類の支払方式があります。それぞれの特徴は以下のとおりなので、リボ払いを利用する前に支払方式を確認して、適切な支払計画を立ててください。 【定額方式】 常に一定額を支払う方法。 毎月の一定の支払金額にリボ払い手数料を上乗せて支払う元金定額方式、毎月の一定の支払金額にリボ払い手数料が含まれる元利定額方式がある。 【残高スライド方式】 利用残高に応じて毎月の支払金額が決定する方式。 利用残高20万円以下の場合は2万円、利用残高10万円以下の場合は1万円というようにスライドし、自分では支払金額を設定できない。 ■分割払いの特徴 分割払いとは、利用代金を分割して支払う方法です。クレジットカードごとに分割できる回数は決まっており、3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回などのなかから自分で指定します。 高額な商品を購入したけれど一括で支払うのは難しいといったときに役立つ方法ですが、分割した回数に応じて手数料が上乗せされる点に注意が必要です。例えば、3万円の商品を購入して3回払いを指定した場合、毎月の支払金額は1万円に手数料を上乗せされる仕組みです。