ＷＷＥロイヤルランブル（テキサス州サンアントニオ）

（ブルームバーグ）： プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資を手がける米シルバーレイク・マネジメントは、米エンデバー・グループ・ホールディングス買収に向け、最大85億ドル（約１兆2900億円）のデットファイナンスを用意している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

エンデバーは世界的なプロレス団体「ＷＷＥ」や米総合格闘技団体アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ（ＵＦＣ）を傘下に持つコングロマリット。

非公開情報だとして匿名を条件に語った関係者によると、ＪＰモルガン・チェースがレバレッジドローンとして組成されるファイナンスの一部引き受けを主導している。負債の構成や規模はまだ変更され得るという。

レバレッジドバイアウト（ＬＢＯ）などの企業買収が少ない中で、銀行とプライベートクレジットの貸し手が融資を競っている。2022年以来の水準までローン市場のタイト化が進む一方、新規案件に対する投資家の需要は高い。

シルバーレイクとＪＰモルガンはコメントを控えた。エンデバーはコメント要請に応じなかった。

プレスリリースによれば、シルバーレイクのリードファイナンシングアレンジャーおよびリードファイナンシャルアドバイザーを務めたのは、ゴールドマン・サックス・グループとＪＰモルガン、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）、バークレイズ、ドイツ銀行、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ。

この資金調達案件の一部詳細については、レブフィン・インサイツが先に報じていた。

原題：Silver Lake Lines Up $8.5 Billion Financing for Endeavor Buyout　（抜粋）

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