上田一豪作・演出のTipTap新作『Bye Bye My Last Cut』 廣瀬友祐主演で本日開幕
『トッツィー』の演出補に始まり、『Play a Life』の作・演出、『この世界の片隅に』の脚本・演出、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の演出スーパーバイザー、『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』『9 to 5』の翻訳・訳詞・演出と、2024年だけを取っても多数のミュージカルを手掛けてきている上田一豪。さらには『ネクスト・トゥ・ノーマル』の演出も控えるなか、自身が2006年に立ち上げた劇団「Tip Tap」の新作『Bye Bye My Last Cut』が、本日11月1日(金) に東京・池袋のMixalive TOKYO Theater Mixaで開幕する。 作・演出の上田と音楽の小澤時史は、ニューヨーク国際フリンジフェスティバルでアンサンブル賞を受賞した『Count Down My Life』、再演が重ねられドラマ化もされた『Play a Life』、小澤が読売演劇大賞スタッフ賞を受賞した『星の数ほど夜を数えて』など、数々の劇団作品を生み出してきた名コンビ。ふたりの新作であることに加え、『Play a Life』2016年公演に主演し、2023年に『モダン・ミリー』の演技によって読売演劇大賞男優賞を受賞したことも記憶に新しい、廣瀬友祐が主演することでも話題を呼んでいるのが今回の公演だ。 廣瀬が演じるのは、余命宣告を受けた映画監督。自分の遺作に何が相応しいか考えた彼は、今撮っている配信映画が遺作となってしまうことを危惧し、残された自分の人生をドキュメンタリー映画として残すことを決意する。妻の協力を得て、誰にもバレないように撮影を進めるのだが……? ほかに出演は、妃海風、植原卓也、神田恭兵、竹内將人、川口竜也ら。 上演にあたり、上田は「誰もが自分の人生の終わりに思いを馳せたことがあると思います。どんな風にこの世を去ることになるのか?もし自分の人生の終わりが見えたら一体どんな“Bye Bye”をするのか?そんな疑問に自分なりに答えを出してみた作品です。魅力的なキャストの皆さんと賑やかに人生の終わりに向き合っています。どうぞご期待ください」とコメント。上田が豪華俳優陣と紡ぐ、賑やかで切ない物語に期待したい。 取材・文:熊田音子 <公演情報> 劇団TipTap オリジナルミュージカル公演 『Bye Bye My Last Cut』 作・演出:上田一豪 出演者: 廣瀬友祐 妃海風 植原卓也 神田恭兵 竹内將人 川口竜也 伽藍琳 広田勇二、北川理恵、原慎一郎 岡本悠紀 隈元梨乃 西郷真悠子 会百花 2024年11月1日(金)~11月5日(火) 会場:東京・Mixalive TOKYO Theater Mixa