<2年越しの春へ・県岐阜商>センバツ選手紹介/1 2年生投手 多様な球種に磨き /岐阜
19日に阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する県岐阜商(岐阜市則武新屋敷)。選出を決めていた昨年のセンバツが中止になり、チームは2年越しとなった頂点に挑む。野球部員全50人の素顔を紹介する。(敬称略) 野崎慎裕(のりひろ) 最速144キロの左腕。センバツに向けて得意なスライダーに加え、直球やカーブにも磨きをかける。休日はホラー映画を見て気分転換。 松野匠馬 最速148キロの右腕。愛知県春日井市出身。父、祖父ともに県岐阜商野球部OBで甲子園にも出場。アパートで藤永祥太(2年)とルームシェア。「けんかは一度も無い」 大島成憧(せあ) 今冬は苦手な100メートルの坂道ダッシュで心も体も追い込み、球速は143キロに達した。「(投手で)3番手と言われるが、後輩も実力を伸ばしており、気を抜けない」 岩佐啓大 控えとして打撃練習で投げる傍ら筋力トレーニングに励み、体重は2年間で10キロ増えて78キロに。「中学時代は細かった」。オフの日は高木翔斗主将(2年)と岐南町のジムに通う。 井辺就真 堺市出身だが、母の母校の県岐阜商へ。岐阜市の祖父の家から通学。今冬は「体を鍛える強化期間」。ベンチプレスで投手に不可欠な広背筋を鍛え、上半身の筋力をアップ。 高坂俊介 「投げる時に体がぶれないように」重さ160キロのおもりを持ち上げながらスクワット。自宅では鏡の前で投球フォームを確認。練習後に疲れても「15分だけ」と机に向かい、文武両道に努める。=随時掲載