「次は一発勝負。引き分け狙いはダメ。泣いたって仕方ない」イタリア代表へボヌッチがエール!
イタリア代表は21日、EURO2024(ユーロ2024)グループBの第2節でスペインに0-1と敗戦。元イタリア代表DFのレオナルド・ボヌッチ氏が、イタリア国営放送『Rai』の番組内で見解を示した。 イタリアの状況は?EURO2024 試合日程・結果・順位表 今大会屈指の“死の組”と話題のグループBで、アルバニアを下して白星発進を決めたイタリア。そして20日には決勝トーナメント進出をかけてスペインとの大一番を迎えたが、55分にリッカルド・カラフィオーリのOGで失点すると、そのままスコアを動かすことはできず。0-1で敗れている。 スペインに0-4と完敗した12年前のEURO決勝に出場していたボヌッチ氏は、『Rai』の番組内で今回の試合を分析している。 「スペインに関して私の印象に残ったことは、中盤と最終ラインの間で非常に素早かったところだ。これがイタリアのパス回しを困難に陥れた。私が見た限り、似たような困難に見舞われたのはEURO2012決勝だけだ」 グループB第2節を終えて1勝1敗の2位となった王者イタリア。グループステージ通過は、1ポイントでアルバニアと並んで最下位に沈むクロアチアとの第3節の結果次第となる。EURO2020優勝メンバーの一員であるボヌッチ氏は、アッズーリにエールを送った。 「ミスを分析してからリセットすることが何よりも重要だ。クロアチアとの次戦において、イタリアは突破するために勝つか引き分けるか2通りのパターンがあるが、次は一発勝負になる。引き分け狙いでピッチに立ってはダメだ」 「試合はエピソードによって決まることもあるので、引き分けでも良いという気持ちでいるべきではない。泣いたって仕方ない。まだグループ通過のチャンスはあり、そのことを考えるべきだ。クロアチア戦で同じミスをすることは避けなければならない。私は偉大なイタリアを再び見られると確信しているよ」 最後にボヌッチは、イタリアの失点シーンを解説。スペインに決勝点を献上した22歳の若きDFを擁護し「カラフィオーリは不運だった。彼はファーを狙うスペイン人FWからボールを守りに行こうとしていた。だがボールがドンナルンマに当たって、割を食うことになった」と語った。