近藤健介

　クライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージでは、レギュラーシーズン優勝のソフトバンクが2位の日本ハムを破り、アドバンテージの1勝を含む4勝0敗として4年ぶり21度目（南海、ダイエーを含む）の日本シリーズ進出を決めた。 ■スタンド騒然!?　人気アイドルが熱烈応援【写真】 　ソフトバンクは3連勝のスイープでCS突破を決めた。最大6試合のファイナルステージを最短3試合で終えたことは、けが明けの近藤健介、柳田悠岐にとっても大きな意味を持ちそうだ。 　右足首の捻挫から復帰した近藤はまさに満身創痍（そうい）の状態でCSぶっつけ本番となった。「CSの3、4日前ぐらいから状態がすごく上がってきた。これならいけるかなという感じではいました」と明かした。それでも首脳陣は今後の選手生命を第一に考え、試合前練習で状態を最終確認したうえで起用した。オーダーも近藤がいる場合、いない場合の2パターンで組んでいたという。 　そんな中、近藤は3試合全てDHで先発し、11打数6安打1本塁打の大活躍。MVPこそ山川穂高に譲ったが、小久保監督が「1カ月のブランクがあるとは思えない」とたたえるほどの存在感を示した。近藤自身は「状態うんぬんより結果出すこと、勝つことだけだった。その中でこういう結果になったので良かったです」と笑みを浮かべた。 　26日に開幕する日本シリーズは第1、2、6、7戦はセ球団本拠地開催でDH制は採用されない。今後1週間の鍵は左翼守備に復帰できるかになりそうだ。「しっかり状態を見ながら、後退せずに良くなるように努めていきたい」と話した。 　また3試合いずれも右翼で先発した柳田もけがから復帰したばかり。3試合いずれも終盤には途中交代しており、慎重な起用が続けられている。26日の日本シリーズを左翼近藤、中堅周東佑京、右翼柳田の最強布陣で迎えられるのか。3試合分の〝休息〟がプラスに働けば、スイープの意義は大きくなる。（小畑大悟） 【#OTTOホークス情報】 ▼CS3連勝突破の原動力はリーグV決定後にあり、小久保監督の周到な準備…（おすすめ記事から）