中谷潤人が地元・相模原市長に初防衛を報告 阿部一二三との「祝勝会」は「刺激になりました」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=が15日、在住する相模原市の市役所で、本村賢太郎市長に初防衛を報告した。中谷は同市のホームタウンアスリートで、7月20日に1位のビンセント・アストロラビオ(フィリピン)を1回2分37秒、左ボディーストレートでKOして初防衛に成功していた。 中谷は「少し短い時間ではありましたが、ノーダメージで次戦につなげることができました。また強い中谷潤人をお見せしたい」、本村市長は「最高に強い勝ち方だった。(中谷の戦績である)28戦28勝21KOが29戦29勝22KOになるよう応援していきたい。いい時も悪い時も図私たちはずっと応援しています」とあいさつ。 中谷は「一つ大きい目標はパウンド・フォー・パウンド1位になること。そのためにやることはたくさんある。この階級で統一戦をしたいと思います。(初防衛は)まだまだ通過点。ビッグファイトをお見せして、皆さんを感動させられるように頑張って行きたい」と語り、取材では改めてWBA王者・井上拓真(大橋)の名を挙げた。 また、12日に親交のある柔道の東京・パリ五輪2大会連続金メダリスト・阿部一二三と会って「東京とパリのメダルを持たせてもらいました」と明かした。阿部とは競技や減量、止血などの話をしたといい、「面白い祝勝会になりました」と笑顔。「計量後の、過去一という仕上がりの写真を見せてもらって、めっちゃバキバキで刺激になりました。メダルは想像したより重たかったので、いろんな思いも詰まっていると感じました」と、いい影響を受けた様子だった。パリ出発直前で初防衛戦に来場できなかった阿部からは「次は絶対に行く」と言われたという。 中谷はこの日からスパーリングを開始。来週末に渡米して合宿に入る予定で「しっかり動ける体を作る。ケガなしといったところは意識して」とテーマを述べていた。 報告会には自民党の大物政治家である甘利明衆院議員も出席した。