50代を若々しく、素敵に見せる「チーク」が欠かせない
松本千登世さんに教えてもらう美容の新視点。大人のメイクに欠かせない「チーク」の存在。メイクの究極的な目的は健康に見せる&今日も私は上機嫌です、という顔にすること。それにはチークの存在は大事! 【写真】50代に似合うメイクアップ術
チークから始めるという大人メイクの新たな正解
ベースメイクとして欠かせないステップ、アイメイクとリップメイクをつなぐ存在、そして、大人の顔にいきいきとした印象を宿す秘密兵器、それがチーク。粉体技術の進化で、より細かく繊細になったテクスチャーの最新チークなら、ささっと纏わせるだけで肌に溶け込むようになじんで、内側からあふれ出すような血色感を補うのも、表情や角度が変わるたび光をとらえて立体感を強調するのも自由自在。時に、メイクをチークから始めてみると、大人顔のバランスが意外にも整いやすいことに気づかされるはず。 ■ITEM LIST 〈左上から時計回りに〉その人の骨格、色、質感を主役にしたメイクを提案するインウイからチークが登場。微細な光と澄んだ発色で、血色感と透明感がアップ。インウイ チーク 全3色(写真は03)各¥6,050/資生堂 不動の人気を誇っていたナーズのブラッシュがさらなる進化。毛穴や色ムラをソフトフォーカスしてぼかしながら、純度の高い見たままの発色を実現。ブラッシュ N 全20色(写真は952。6/7発売)各¥5,060/ナーズ ジャパン 目もとや口もとにも使えるダブルエンドのマルチスティックは、生まれもった肌の色や骨格になりすますように溶け込んで、魅力を最大限に引き出す。 シンクー ポートレイ ミー スティック 全6色(写真は右から01、03、04、02)カートリッジ各¥2,750・ホルダー¥2,200/ほぼ日
「会いたくなる」「一緒にいたくなる」チークの吸引力
チークは常に脇役で、なんなら省いてもいいアイテムと思われがち。でも、でも……、実は、肌の一部となり、表情の一部となり、存在の一部となって、生命感や幸福感を宿すもの。だから私たちが最も味方につけたいメイクアイテムのひとつにほかならないと改めて思いました。 上機嫌な顔は、ファッションもヘアスタイルも含めて、印象ごとその人をランクアップさせるのだと思います。なんだか元気そう、なんだか楽しそう、なんだか幸せそう……、すると私たちはこの人に会いたくなる、この人と一緒にいたくなる。チークは人としての吸引力を宿すものに違いないのです。 ワンピース(参考商品)/デパリエ 伊勢丹新宿店 ピアス/スタイリスト私物
撮影/大原敏政(aosora/物) 資人導(SEPTEM/人物) ヘア&メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/山﨑静香 モデル/水越日麻 原文/松本千登世 ※エクラ2024年7・8月合併号掲載