キャラガー氏が語る“イスタンブールの奇跡”の唯一の後悔 「なんてことだ、と思った」
写真に写っていなかった
サッカー界にはいくつか伝説的に語られるゲームが存在し、UEFAチャンピオンズリーグ04-05の決勝もそのひとつだ。ACミランとリヴァプールが激突したその試合では、当時スター選手を数多く擁していたミランが早々に先制し前半に3点をリード。しかし、後半にリヴァプールが猛反撃を見せ、ついに3点差を追いつく。試合はPK戦にもつれこみ、ミランの5人目アンドリー・シェフチェンコのキックをGKイェルジ・デュデクがセーブしたことで、ついにリヴァプールが勝利を収めた。 これは「イスタンブールの奇跡」と呼ばれるようになり、後々まで語り継がれる名勝負となった。しかし、この試合に出場していた元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏には、ひとつの後悔があったようだ。英『Daily Mail』が伝えている。 「スティービー(スティーブン・ジェラード)がトロフィーを掲げたときの後悔の1つは、私が写真に写っていなかったことだ」 「後ろでふくらはぎを伸ばしていたんだ。試合の終わりにけいれんを起こしていた」 「上からのショットがあるんだけど、右サイドバックの2試合しかプレイしていない選手たちが写っていた。ホセミ(ホセ・ミゲル・ゴンサレス)がどの写真にも写っていた。私は後ろでふくらはぎを伸ばしていて『なんてことだ』と思ったよ」 フットボールの歴史に残る1枚の写真。そこに写ることができなかったのは、たしかに不運だったと言えそうだ。代わりにホセミが目立っていたこともキャラガー氏は気に入らないようで、ささやかな復讐を行っているという。 「私が写真にサインをするときはいつも、ホセミの頭の上にサインしているよ」
構成/ザ・ワールド編集部