【速報】斎藤知事の再選を受け“不信任決議”“百条委”主導の県議会最大会派「自民」が今後の対応協議 「結果を総括する必要がある」不信任決議出した“責任”の意見も
17日の兵庫県知事選挙で、県議会による不信任決議で失職した斎藤元彦氏が「再選」したことを受け、県議会最大会派の自民党県議団が19日午後に総会を開き、今後の対応を協議しました。参加した議員からは、不信任決議を出したことへの責任の取り方についても意見が上がったということです。
■知事選で独自候補擁立を断念「自主投票」 自民内部で“分裂状態”
2021年の前回選挙で自民・維新は斎藤氏を推薦しましたが、元県民局長が“パワハラ”などの疑惑を告発した文書問題をめぐり、自民は疑惑を追及する百条委員会の設置や、斎藤知事への全会一致での不信任決議を主導しました。 知事選で自民県議団は、独自候補の擁立を模索したものの意見を一本化できず、紆余曲折の末に『斎藤知事への支援を禁止』した上での「自主投票」を決定しました。 ところが、自民兵庫県連では内部からの反発を受けて、「斎藤氏への支援禁止」にはせず、県議の一部は稲村和美前尼崎市長、神戸市議団は清水貴之前参院議員、さらに明石市市議の一部は斎藤氏の支援に回るなど、自民内は“分裂状態”となっていました。 不信任決議により失職した斎藤氏の「再選」を受け、「不信任決議が県民から“間違いだ”と言われたことになる。改めて不信任決議案を提出して、知事に議会を解散してもらい、我々も県民の審判を受けるべき」(県議の一人)との声も上がる中、最大会派・自民の今後の対応が注目されていました。
■北野幹事長「いろんな意見が出た」百条委「最後までやりとげるようサポート」
総会の終了後、県議団の北野実幹事長は、「いろんな意見が出たのは事実。特に、不信任決議を出したことや、選挙戦で有権者やSNS上で言われていることに対し、結果をしっかり検証・総括する必要がある」と述べ、遅くとも年度内にはとりまとめる考えを示しました。 死亡した元幹部職員の告発文書問題を調査する百条委員会の一部の委員に対し、SNS上で批判が上がっていることについて、「間違っている形で(SNSに)さらされている。議員団としても名誉回復していきたいし、最後まで(調査を)やりとげてもらえるようなサポートが必要」と述べました。 斎藤氏との向き合いについては「もともと知事をされていた方。(不信任を出したからといって)距離感をもってやるのは第一会派としてやることではない。是々非々でやっていく」と語りました。
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