“男女二刀流”を熱望 女子ゴルファー寺西飛香留が男子マンデー予選会で「74」
◇国内男子◇パナソニックオープン 事前(16日)◇有馬ロイヤルGC(兵庫)◇7100yd(パー72) 【画像】7打差圧勝の原動力は“渋野母”の差し入れ? 23歳の女子ゴルファー・寺西飛香留が男子ツアーのマンデー予選会(主催者推薦選考会)に初挑戦し、2オーバー「74」の102位に終わり、上位4人(出場132人)の本戦出場を逃した。 今後は6度目の挑戦で初進出した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテスト(10月29日開幕/茨城・大洗GC)が目標になるが「お話をいただければ、男子ツアーにもどんどん挑戦したい」と“男女二刀流”の夢を明かした。 この日の予選会は総ヤーデージ7110yd(パー72)で実施された。寺西は女子ツアーより400~500ydも長いコースを2バーディ、4ボギーで回った。パー5のスタート1番(545yd)はドライバーショットでフェアウェイを捉え、残り約250ydから5Wで残り約50ydまで運び、58度のウェッジで50cmにつけてバーディを奪取。第2打が打ち上げになる最終18番パー4(448yd)は2打目をグリーン左ラフに外し、ボギーとしたが、第2打の残り距離は164ydでクラブは6I。決して“戦えない飛距離”ではないことを証明した。
「もう少し距離があれば、とは思いますけど、大丈夫でした」という寺西は、むしろハードなセッティングを楽しんだ様子。「ラフの長さとか、あまり見たことがないぐらいで…。グリーン周りとかは“どうやって脱出したらいいんだろう?”と思うほど。もうめちゃくちゃおもしろかったです」と興奮気味に語る。 女子が男子のフィールドで勝負する―。傍目には無謀に見えるような挑戦も、寺西にはあまり違和感がない。中学2年だった2014年には男子の国内メジャー「日本オープン」の地区予選にもチャレンジしており「何でと聞かれても…。周りから“出られるよ”と聞いて、出たかったので」と不思議そう。今回のマンデー予選会挑戦も自分から「出たいんですけど…」と大会サイドに打診し、了解を取り付けた結果だった。