フレデリック 夢は武道館、ワールド記念ホールワンマンで両親に幸せ倍返し
三原(健)「ちょっと恥ずかしんですけど、家族を武道館のライブに連れて行きたいなと思います。もともと親父がアコースティックギターで楽しむ人だったんですけど、一時、プロになりたいという志もあったみたいですけど」 これを言ったら、親父に怒られるかも、と戸惑いながら口を開いた。 「僕らが関西から上京するときに、親父がプロポーズのとき、お母さんのために曲を作って聞いてもらって結婚したという話を聞きました。親が音楽で人の人生を変えたんです。だから今、親父が叶えられなかった夢を自分たちが叶えてみたいし、自分たちはやれるところまでやりたいし、音楽という形で恩返しできたらな、って思ってます」 双子を育てるのは大変だし、産みの親だけではなく、育ての親もたくさんいたという。 「そういう人たちも含めて家族だなと思っている。双子育てるのっていろんなことが2倍になって大変だったから、逆に2倍の幸せを与えてやろうじゃないか、って野望はあります。親父がライブに来ることはめったにないですね。ライブハウスだと立ってるのつらいだろうから、座れるホールでのライブに来てもらいたいです」 ライブでは「関西から来ましたフレデリックです」というくらい、関西人としての意識が高い。フレデリックのワンマン公演を、まずは思い入れの深い神戸市のワールド記念ホールで行いたい。今は着実に一歩一歩を大切に歩んでいきたいという。