新型メルセデス・ベンツ Eクラス エステート(S214)に見るEクラス エステートが30年間築き上げてきたもの その実用性と快適性を徹底チェック!
メルセデスEクラス エステート(Tモデル)のテスト: ラグジュアリーとユーティリティの融合、それが、メルセデスEクラスエステートが30年間築き上げてきたものだ。
搭載されたすべてのテクノロジーの本当の利点とは?オン ザ ロードでその実用性と快適性を徹底チェック!
「メルセデスEクラス」は、パトロールカーとしてもファミリーカーとしても、長距離移動では快適性を、市街地では操縦性を、それぞれ優れたものにしなければならない。 新車登録台数では、メルセデスのトップモデルのひとつであり、その頑丈さは多くの人に賞賛されている。要するに、Eクラスは、特に「エステート」においてはマルチツールの最高峰なのである。
これだけの前評判があれば、それも明らかだろう: メルセデスには、新しい世代が登場するたびに、またいいクルマ、あるいはさらにいいクルマを市場に送り出さなければならないというプレッシャーがかかる。そして、技術的にやり過ぎようとする誘惑は、エンジニアにとっておそらく大きなものだろう。
ボディワーク:「S214 Tモデル」は先進的よりも実用的でありたい
この恐怖を煽るのが、クルマに乗り込むすべての人が最初に触れる部品「シームレスドアハンドル」だ。もはや古典的なハンドルではなく、近づくと伸びるが、触れるとロックが解除され、最後に電動トリガーの「カチッ」という音でドアが開く構造になっている。 この利点が何なのか理解できない。空気抵抗の改善?おそらく最小限だろう。実用上のデメリット?むしろ最大。面倒くさいし、子供を急いで迎えに行くまでに運転席、助手席、後席のドアを開けるのに何回ボタンを押さなければならないか想像できない。
「Eクラス」のシートに座ると、誰もが非常に安心する。特徴的なのは、ウィンドスクリーンのすぐ後ろに座るため、非常にコンパクトな車に乗っているように感じられることだ。エステートの全長は4.95メートルとなり、後列シートには十分なスペースが確保されている。足元も広く、快適な背もたれの角度を備えている。
ステアリングは曲がり始めの1/3からダイレクトに反応し、操縦性の高さを感じさせるが、今回試乗した「E 300 e」には全輪ステアリングは用意されていない。とはいえ、11.4メートルという回転半径は、このサイズのクルマとしては許容範囲以上だ。充電ケーブル用のコンパートメントがないことによる155リットルの荷室減少が、ハイブリッドならではの欠点である。後部座席の背もたれを折りたたむと、460~1,675リットルの荷室になる。
【関連記事】
- 【190エボIIレストモッド追加情報】メルセデス190E 2.5-16 EvoIIへのオマージュ「HWA Evo」のテクニカルデータを含む全ての情報!
- スポーツカーの原点「メルセデス・ベンツ SL」70年の輝かしい歴史
- 今や貴重なコレクターズアイテム「メルセデス 300CE-24 AMG ワイドボディ」35年前の非常に珍しいカラーコンビネーションのこのC124 AMGは日本から!
- 【これ手放すんですか!?】AMG 300CE 3.4-4V Wide Version 日本に5台だけ輸入されたホンモノを我々は見た! 前編
- 【この190 SLなんぼ?】希少なアイコンモデル1955年製メルセデス・ベンツ190 SL販売中 その価格?〇〇〇〇万円です!