むつ産ジャガイモのチップス完成 パッケージに市内観光スポット
本年度からむつ市で栽培が始まった加工用ジャガイモを使ったポテトチップスが完成し、25日、市役所でお披露目された。「鯛島」「光のアゲハチョウ」「田名部神社例大祭」といった市内の代表的な観光資源の写真がデザインされた、目を引くパッケージ。青森県内のスーパーや市内の観光物産施設で順次販売される。 市内の農家が生産したジャガイモを、青果卸売業「菜匠」(栃木県、尾村敦司代表)が全量買い取り、グループ会社で加工。本年度は、春先の低温などで収量が約15トンと目標の半分にとどまったが、デンプン含有量は高く、品質は良好だったという。 商品はうす塩味で、ジャガイモ本来の甘みが楽しめる。約4万袋の販売で、50グラム入りで120円前後(税抜き)を見込む。 同日は、生産者や尾村代表らが市役所を訪れ、完成した商品を試食。尾村代表は、来年度は10万袋を目標にするとし、「どの年代の人も楽しめる商品に仕上がった。今年初めて栽培した生産者も多かったが、他産地と比べても遜色ないでき。今後も頑張ってほしい」と話した。
デーリー東北新聞社