（撮影＝藤井 拓）

10月15日(火) 発売の『ぴあMUSIC COMPLEX（PMC）Vol.33』では、WEST.の「WEST. DOME TOUR AWARD ～10th Anniversary～」を12ページにわたって特集。CDデビュー10周年というアニバーサリーイヤーを史上最高の熱量で駆け抜ける彼ら。38万人が目撃したドームツアーより東京ドーム公演のレポートを掲載する。ここでは、発売を前に、同記事内からあふれた写真＋会見レポートをお届けしよう。 【全ての写真】東京ドーム公演前に行われたWEST.の会見 「WEST. DOME TOUR AWARD ～10th Anniversary～」は、大阪・福岡・東京の3都市8公演で計38万人を動員したドームツアー。東京ドーム公演は8月29日からの3日間にわたって3公演を行い、16万5000人を動員した。 8月29日、最終地となった東京ドーム公演前に行われた会見の模様をどうぞ。 ――10周年のドームツアーとしては、最後の地となるのが東京ドーム公演です。大阪・福岡とまわってきて、その手応えはいかがですか。 藤井流星　ファンのみなさんにとっては、この10年を振り返ってもらうことがうれしいと思うので、ここ数年やっていなかった、定番のユニットステージのコーナーを用意しました。8年前くらいのものを久しぶりに披露したりしているので、大好評で、すごく喜んでくださいました。僕ら、本番前にいつも「ええじゃないか」のBGMを流すんですが、ファンの方がはじまる前に歌ってくれるんですよ。今回、会場を上手（かみて）・下手（しもて）・アリーナなどと分けさせてもらって、カラオケ方式にしまして。そうすると、より歌ってくれるようになって、僕らが出る前から会場が盛り上がってくれているんです。 神山智洋　それって、ありがたいよねー。 重岡大毅　意外とこのカラオケ方式って、ほかのアーティストさんはやったことないのかな？ 調べてないけど、僕らが初めてやったら、それはWEST.方式という……。 ――今回のこだわりを教えてください。 藤井　この7人でいることをより重点的に意識して、7人のインタビューではじまるオープニング映像があるんです。オープニング映像って、基本的に事務所のほかのライブを調べたんですけど、平均2分半なんですよね。僕らは、（4分超えという）長尺の映像になってしまって。 重岡　それも、WEST.方式といいますか（笑）。 藤井　ドーム初日は小瀧とか神山とか「やばい、泣きそうや」って。 小瀧望　自分たちの映像なんですけど、見ているとグッときてしまうというか。それくらい僕たちも10年間、いろんなことあったなっていう。 ――改めて10年を振り返ってみて思い出すことってありますか。 中間淳太　小瀧は、デビューしたとき高校生やったんですよ。卒業するときと成人を迎えたときのことは、めっちゃ覚えていて。確か桐山（照史）とも「小瀧が卒業できるかどうかって夢を見た」みたいな話をしていたし。 小瀧　出席日数とかギリギリで卒業したんですよね。デビューしたとき、年間の3分の1くらい舞台をやっていて、夜行バスで帰ったりしていたので。 中間　そう考えるとやっぱり、みんな大人になったなという感じはしますね。 ――この黒いセットアップ姿は、同じく黒衣装だったデビュー時の会見（当時、屋外で小雨だった）も思い出されますが。 桐山　今日はちょっと室内でよかったなと思っているんですが、台風の影響がありまして。でも、実際に「今日開催できるのかな？」というようなピンチのときに、“私たちは温まっているよ”ってはじまったのが、開演前のカラオケなんです。そうやって、ファンの人たちから助けてもらっているという感じがしてありがたいですね。 ――10周年をお祝いしてのツアーになりました。 重岡　東京ドームという場所で、一つの集大成になっているのは間違いない。 藤井　この7人で、いまだに楽しめていることもよかったなと思います。 重岡　いろんな比べるもんがあるかもしれへんけど、自分らが楽しいって思えることを精一杯大事にしてやっていたいかな。それだけです。 ――最後に、現在の夢は？ 濵田崇裕　夢は変わらず……でっかいブラックバスを……。 桐山　頼むからさ、もう釣ってくれ（笑）。みんなそう思ってるから。 重岡　メンバーそれぞれの夢が、WEST.の夢なので、（それも）応援してます！ このドームツアー後も、怒涛のアニバーサリーイヤーを展開中のWEST.。10月9日には、グループ初のベストアルバム『AWARD』を携えた全国9都市を巡ったアリーナツアーより横浜アリーナ公演（2024.5.2）の模様を映像作品化した『WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD』が発売され、10月26日には『WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live "W"』（WOWOWプライム／オンデマンド）で、彼らの音楽的な本質を浮き彫りにするライブパフォーマンスをバンド・ストリングスとともに追求するオリジナルライブ映像が放送される。 文＝PMC編集部、撮影＝藤井 拓 ＜商品概要＞ 『ぴあMUSIC COMPLEX（PMC） Vol33』 発売日：2024年10月15日(火) 仕様：A4変型　112P オールカラー/無線綴じ 販売場所：全国書店、ネット書店、CDショップ　ほか ＜コンテンツ＞ 表紙　竹内まりや 特集　音楽は楽しい！ ◎竹内まりや インタビュー　今、竹内まりやが大事にしている“音楽” 関係者証言（山下達郎／難波弘之／松尾清憲×杉真理／杏里／早見沙織／林哲司／生田絵梨花）／ぴあ名物100Q／読者アンケート＆プレゼント　ほか ◎木村カエラ ◎WEST. ◎go!go!vanillas ◎muque ◎ONE OK ROCK ◎PMC PICK UP！ Kroiライブレポート ◎PIA SPECIAL PICK UP！ Dannie Mayインタビュー ◎Chim↑Pom from Smappa!Group “エリイの国の人” の習性　ほか ※仕様、構成、内容等は変更される場合がありますのでご了承ください。