【フィギュア】島田麻央 全日本で狙うシニア勢撃破…「メンタル面が課題」ジュニア3連覇も慢心なし
フィギュアスケートの世界ジュニア女王・島田麻央(16=木下グループ)は、頂点取りにも満足なしだ。 ショートプログラム(SP)首位で迎えたジュニアグランプリ(GP)ファイナル(6日、フランス・グルノーブル)のジュニアフリーでは、125・74点をマーク。合計199・46点で3連覇を達成した。国際スケート連盟(ISU)によると、3連覇は全種目を通じて大会史上初めて。ISU公認のジュニア国際大会では負けなしの13戦全勝とした。 この日は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足になると、4回転トーループでは転倒。後半にもミスが出たが、スピンは全てで最高評価のレベル4を獲得し、リードを守り切った。それでも、当の本人は「メンタル面が課題」と反省を口にした上で、全日本選手権(20日開幕、大阪)に向けて「挑戦者として挑む」と力強く語った。 全日本選手権ではSPでトリプルアクセルを投入予定で、フリーはトリプルアクセルと4回転ジャンプの成功を目標に掲げる。シニア勢撃破に向けて、〝女王〟はさらなる高みを見据えている。
東スポWEB