落馬事故で車いす生活となった高知競馬の元騎手 自身の生い立ちや療養生活などを高校生たちに講演【高知】
RKC高知放送
レース中の落馬事故で車いす生活となった高知競馬の元騎手が、福祉を学ぶ高校生たちにけがの療養など自身の経験をもとに人生で大切なことは何かを講演しました。 高知市春野町の県立障害者スポーツセンターで開かれた講演は県教育委員会が企画したもので、高知競馬の元騎手・妹尾将充さんが講師を務めました。妹尾さんは、福祉を学ぶ室戸高校と城山高校の高校2年生10人を前に、自身の生い立ちから騎手生活、落馬事故で大けがをした後の療養生活まで写真で振り返りながら思いを伝えました。 講演の題材は、中学卒業時に自分で決断して選んだ狭き門の競馬騎手への道や、騎乗してきた馬たちへの愛情あふれる想い、不慮の事故で脊髄損傷してからの苦しい療養生活などで、妹尾さんは支えてくれた母や医療関係の人たちへの感謝も交えながら、人生の大きな決断を控えた高校生たちに語りかけました。 高校生の中には医療・介護方面への志望者も多く、自分で覚悟を決めて決断することやプロ意識の大切さなど、妹尾さんの明るく前向きに語るメッセージは心に大きく響いたようでした。