橋本奈々未、乃木坂46卒業からきょうで1年 衰えない人気の秘密とは?
乃木坂46の初期メンバーだった橋本奈々未がグループから卒業し芸能界を引退して一年が経ったきょう2月20日、早朝からツイッターはじめネット上にはファンから誕生日を祝うメッセージが寄せられている。いまなお人気のある橋本は、なぜ引退してしまったのか。衰えぬ人気の秘密はどこにあるのか。
橋本はグループでもトップクラスの人気メンバーで、同学年で同期の白石麻衣、松村沙友理とともに”御三家”とも呼ばれ初期からのファンにとくに愛された。2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格後、翌12年2月に「ぐるぐるカーテン」でデビューして以降、在籍中すべてのシングルで選抜入りしている。七福神や八福神など、”福神”と呼ばれるフロントメンバーであり続けたのだ。 しかしそんな人気ぶりであるにも関わらず、24歳の誕生日である昨年2月20日、さいたまスーパーアリーナで開催された「乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE~橋本奈々未 卒業コンサート~」をもって惜しまれつつ芸能界を引退した。活動という意味では、その3日後に放送されたラジオ番組で事前収録された内容が放送されたのが最後となった。最後の言葉は、北海道旭川市出身らしく、北海道弁で「じゃあね」や「バイバイ」など軽いお別れの挨拶に使われるという『したっけー』だった。3月末には公式ブログも閉鎖され、橋本は表舞台から姿を消したのだった(引退後、『週刊文春』で報じられた記事に関し本人がやむを得ずコメントを出したことはあったが)。
卒業発表の際のコメントでは、2011年8月のグループ結成時から実は卒業を考えていたと明かしている。 「母親から『無理しないで好きなことをやった方がいいよ』と書かれた手紙をもらって、そろそろかなと思った」と説明したが、もともとアイドルになった目的が弟の学費を稼ぐためで、その目的を果たしたことから引退を決めたと大きく報じられた。月並みな言い方になるが、なかなかの苦労人のようだ。 前述のラジオ番組で、人生ではいろいろなことが起こるとして、「つらいときにね、思い出してください。そして、みんな本当に楽しい時間を私にくれてありがとうございました。本当にたくさんお世話になりました。皆さんお幸せに」と、ファンに向けてお別れのメッセージをした橋本。潔いほどの卒業だったが、いろいろ苦労はあったにしても、さわやかでストレートなところが人気の秘密なのだろう。