生卵投げつけ犯に2年6ヶ月求刑も「一切お詫びはない」 被害者は卵がトラウマになったと告白「5年も続くと見たくない」
3日木曜、隣の家に生卵を投げつけたとして起訴された53歳の各務良子(かかむ よしこ)被告の初公判が行われた。起訴状などによると、去年11月から今年8月までのあいだ、多数回生卵を投げつけたという。 【映像】隣人が生卵を投げつける衝撃の瞬間(実際の映像) 検察側は生卵の投げつけ行為は少なくとも80回以上におよび、損害額は約28万円にのぼると指摘。防犯カメラに映らないように室内から卵を投げるなど、犯行は巧妙で再犯の可能性が高いなどとして、懲役2年6ヵ月を求刑した。 過去の取材で当時被害者は「私が掃除しています。大体1週間に1回くらい。毎日やっても毎日投げてくるので、キリがない」とコメントして「どんな思いでしたか?」という質問には「気持ち悪いし、腹立たしいし、悲しいし、つらいし」と答えていた。 公判で各務被告は「今回やったことを後悔している。これ以上家族に迷惑を掛けないため、今後は一切卵を投げない」と発言している。 ABEMA的ニュースショーでは裁判を傍聴した被害者に改めて話を聞いた。「目線は合わなかった?」と問いかけると「私は気づかなかったんですけど、主人が『(被告が)こっちをにらんでいた』と言っていた」と語り、被告が被害者から暴言を吐かれたという証言については「逆なんですけど…」と否定した。 「これ以上家族に迷惑を掛けないため、今後は一切卵を投げない」と発言したことについては「私どもに対するお詫びの意思は全く感じなかった。自分が自分の家族に迷惑を掛けるからやらない、ということで」と憤った。 被告の逮捕後、被告の夫とも家の前ですれ違ったというが「一切お詫びもないし、見ていたら顔をそっぽ向けて行くような感じで。反省もされていない感じ」と、不誠実な印象だったことを明かした。 被害者は現在について「ほぼ毎日嫌がらせされていたので、やっと生活が落ち着いてきました。卵を投げられて、毎日掃除とかカメラの確認で1、2時間取られていたので。つらかったし、むなしかったのがなくなりました」とほっとした様子。 しかし、平穏な生活は取り戻せたものの「卵料理は食べられる?」という質問には「あまり食べたくない」「5年も続くと見たくもない。トラウマになっているので」と告白した。なお、裁判の判決は10月31日に言い渡される。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部