小池百合子都知事、渡辺恒雄さんを悼む 「長年にわたりご指導いただいた」
東京都の小池百合子知事(72)は20日の定例会見で、まず冒頭に読売新聞グループ本社代表取締役主筆で、プロ野球巨人のオーナーを務めた渡辺恒雄さんが19日に肺炎のため98歳で死去したことについて追悼した。 【写真】川淵三郎氏、渡辺恒雄さんを追悼「不倶戴天の敵だと思っていた相手が…」 小池氏は、黒い上下のパンツスーツに、襟元に大きめの花柄のスカーフで差し色をした姿で、まず渡辺さんの訃報を伝えたあと、「政治経済、そしてスポーツなどありとあらゆる面において大きな影響を与えた方でいらっしゃいます」と渡辺さんの功績を述懐。 そして「私自身もこれまでも、最初日本テレビで仕事をしていたということもございまして、長年にわたりご指導いただいて参りました。これまでに残された足跡の大きさ、改めて感じているところでございます」と続け、「ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。お世話になり、ありがとうございます」とお礼の言葉を述べると、机の上に両手をついて頭を下げた。 小池氏は、エジプト留学などを経て、帰国後にアラビア語通訳・講師として活動。日本テレビの仕事でインタビュアーなどを務めたことをきっかけに、日本テレビ系時事番組「竹村健一の世相講談」のアシスタントキャスター(1979~85年)を務めた。その後、マスコミの世界で広く活躍するようになっていった。