「宝恵駕行列」に大阪ミナミにぎわう 霜降り明星、文枝ら笑顔ふりまく
「宝恵駕行列」に大阪ミナミにぎわう 霜降り明星、文枝ら笑顔ふりまく
ミナミから今宮戎へ「宝恵駕、ほえかご」──。大阪市浪速区の今宮戎神社で開かれ「えべっさん」の愛称で知られる十日戎に合わせ、大阪ミナミから同神社までを練り歩く「宝恵駕(ほえかご)行列」が10日午前行われた。今年は「M―1グランプリ2018」で優勝したお笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやも登場し、ミナミは朝からにぎわいをみせた。 【映像】2019年「宝恵駕行列」桂文枝、藤山扇治郎、中村鴈治郎、霜降り明星らのあいさつも
200年以上の歴史、毎年著名人らが宝恵駕に乗って練り歩く
この行列は、大阪ミナミの芸妓衆がかごをくり出し、同神社に参詣したことが始まり。芸妓をはじめ、毎年、著名人らも宝恵駕に乗って「ほ~えか~ご、ほ~えか~ご」と言いながら練り歩くもので、その歴史は200年以上もあるという。
桂文枝「寛美先生のお孫さんと同じ舞台に、感慨深い」
今年はNHKのドラマ「まんぷく」に野呂幸吉役で出演中の藤山扇治郎や落語家の桂文枝らが登場。藤山はドラマで着ている衣装で登場し、沿道からは「野呂さーん」という声もあがり、笑顔で手をふってこたえた。 戎橋前に設置された舞台では、桂文枝と登壇。文枝は今から30年以上前に同舞台に、扇治郎の祖父で喜劇役者の藤山寛美さんと登壇したことを振り返り「今、そのお孫さんと舞台にいるのは感慨深いです」と述べた。
霜降り明星「吉本の顔として活躍できるようがんばります」
なんばグランド花月前からは、霜降り明星の2人か参加。粗品は行列参加前に、なんばグランド花月前で多くのファンらを前に「今年はさらに飛躍して、吉本の顔として活躍できるようがんばります」と抱負を述べた。 また、せいやは「昨年はザ・ぼんち師匠師匠らが乗られました。ボクら若手になりましたので、おめでたいスタートにできた」と話し、かごに乗った。
行列には約500人が参加、福娘も笑顔でズラリ
関係者によると、行列には約500人が参加しており、福娘も笑顔を振りまき、曇天模様を吹き飛ばすような盛り上がりをみせていた。