秋の城下町、和装彩る 金澤きもの小町、市内外280人そぞろ歩き 長町武家屋敷跡やひがし茶屋街へ
着物姿で金沢のまちなかを散策する「金澤きもの小町2024」(北國新聞社、石川県和装文化協会主催)は14日行われ、金沢市内外から参加した280人が加賀友禅などの訪問着や振り袖に身を包み、秋の城下町に繰り出した。青空の下でそぞろ歩きや茶席を楽しみ、街の風情と和装の魅力を堪能した。 【写真】北國フォトクイーンの撮影会も行われた 参加者は北國新聞交流ホールで受け付けを済ませ、長町武家屋敷跡やひがし茶屋街などへ向かった。兼六園周辺で開かれた金沢城・兼六園大茶会(県茶道協会、北國新聞社など主催)へ足を運ぶ参加者も多かった。 着物は成人式以来という市内在住の山岸菜々子さん(24)は、この日の空を思わせる爽やかな青い振り袖姿で参加。「着物だと街の風景も変わって見えそう」と笑顔を見せた。コスモス柄の振り袖を選んだ友人の松平采夏さん(25)は「着物で兼六園を歩いてみたかった」と話した。 参加者には加賀友禅会館の入館料割引やカフェ4店でのスイーツサービスといった特典があり、移動をサポートする巡回バスも運行された。レンタル着物2店が着崩れ直しの無料サービスを提供した。 北國新聞交流ホールでは、加賀友禅や旅行券、商品券などが当たる抽選会が開かれたほか、記念撮影スペースが設けられた。 ●フォトクイーン参加 きもの小町には北國フォトクイーンの6人も参加し、北國写真連盟による撮影会が実施された。鮮やかな振り袖姿のクイーンらは長町武家屋敷跡などでポーズを取り、会員らが情緒豊かな表情をカメラに収めた。