新潟放送

新潟県内は8日、さらに寒気が強まる見込みで、大気の状態が非常に不安定となるとして、新潟地方気象台は、中越と上越では8日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、下越では夕方にかけて警戒するよう呼び掛けています。 【画像を見る】8日（日）午後6時までの雨・雪シミュレーション （30分ごと） 気象台によりますと、北陸地方の上空およそ5500メートルには氷点下27度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込んでいて、新潟県では山沿いを中心に雪となり、平地では断続的に雨が降って大雨となる所があるということです。 また、雨雲が予想よりも発達したり停滞したりした場合には、8日にかけて大雨警報を発表する地域を拡大する可能性があるとしています。これまでの雨や今年1月の能登半島地震の影響で地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れもあるということです。 気象台は、中越と上越では8日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、下越では夕方にかけて警戒するよう呼び掛けています。 また新潟県では8日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてほしいとしています。ひょうが降るおそれもあるため、農作物等の管理にも注意が必要です。 一方、積雪は、上越と中越の山沿いでは8日午後6時までの12時間に最大50センチと予想されています。平地でも積雪となっているところがあります。交通障害などに注意してください。 ■雨の予想 ▼9日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所） 　上越　　70ミリ 　中越　　60ミリ 　下越　　50ミリ 　佐渡　　30ミリ ■降雪量の予想 ▼8日午前6時から午後6時までの予想降雪量（最大値） 　上越と中越の山沿い　　　　　　　50センチ 　下越の山沿い　　　　　　　　　　20センチ 　下越の平野　　　　　　　　　　　15センチ 　上越と中越の海岸・平野　　　　　10センチ 　下越の海岸　　　　　　　　　　　5センチ 　佐渡　　　　　　　　　　　　　　0センチ　

▼8日午後6時から9日午前6時までの予想降雪量（最大値） 　上越と中越の山沿い　　　　　　　15センチ 　下越の山沿い　　　　　　　　　　10センチ 　上越と中越、下越の平野　　　　　5センチ 　上越と中越、下越の海岸・佐渡　　0センチ